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ー熟成の章 4- 男女間の友情は成立するのかな

「ふーん。彦助ひこすけくん、中々、言うようになってきたじゃないー」


「ん?菜々さん。今の俺、かっこいい?」


「んー。かっこいいねー。私も男に産まれたかったよー。やっぱり、男同士の友情っていいもんだねー」


「そうかな?でも、悪い気はしないもんだぜ。どうだ?菜々さんのことも守ってやるぜ」


「それは御免こうむるかなー」


「なんでだよ。俺たち、友達だろ?」


「菜々はねー。男と女の間には、友情はないって考えてる性質たちなんだよねー」


 え?まじ?菜々さん、男女には友情は無い派なのか。


「ひでよし、お前はどうなんだよ、男女には友達が成立する派なのか、それとも無い派なのか」


「え?わ、わたしですか?急に話を振られましても。ううん、ううん。私は、女性に告白すると、友達でいましょ?ってよく言われるので、友達関係は成立する派、です」


 そんなのが理由っていうのはちょっとどうなの?


「僕は成立しない派なんだぶひい。友達でいましょ?って言われてから、遊びに誘おうとすると、あなたとは終わったの、わからないの?って言われたんだぶひい」


 やめろ、やめてくれ。涙が出てきそうだ。


弥助やすけは成立する派なのデス。そう言われても、ご飯をおごると言えば、遊びについてきてくれるのデス」


 いや、弥助やすけ。それは単純に、ご飯目当てだと思うんだよな。


「ここの男連中に聞いても、しょうもない理由しかでてこないから、女性陣に聞こうぜ。椿はどうなんだよ」


「え?私?ううん、ええと。私はどっちかって言うと、友達関係は成り立つと思っているほうかな。でも、そう思ってない男性とは無理だって感じかな」


 ううん?よくわからん。


「えっと。私は友達が欲しいんだけど、相手の男が彼女が欲しいって場合は、成立しないってことだよ。あっちは友達からあわよくば、彼女になりたいっていう下心が見え見えなときがあるわけよ。そういうひととは、そもそも無理だと思う。友達になるって言うのは」


 なるほど、女性としては友達として見ているのに、男はそうじゃないパターンってやつか。確かにそれなら成立のしようがないもんな。


「相手も友達として見てくれると楽なんですけどね。でも、そういうことって滅多にないもんなんですよね」


 そうなの?風花さん。


「はい、そうですよ。殿方は、あわよくば、女性ならだれでも彼でも自分のものにしたいと考えているみたいですしね」


「じゃあ、結果的に、男女の間には友情は成立しないってことか。なんだか、それも寂しい話だなあ」


「まあ、殿方が結婚されていたり、彼女がいたりする場合は、友情が成立しやすくなります。もちろん、例外はありますけど」


「え?例外?風花さん、どういうこと?」


「たとえ、連れ合いがいたとしても、女好きの殿方は、他の女性に手を出すものなんですよ。こちらのほうが、あわよくばと思っている、独り身の男性よりたちが悪くて、始末に負えません」


「なるほどなあ。不倫とか浮気性のやつは、確かにいるもんなあ。そういうやつに限ってイケメンっていうのがお決まりだしな」


「いえ、意外とですね。こう言ってはアレですが、顔の良しあしとか関係ありませんよ。二股をするような殿方は、顔はアレなのに、なぜか女性にモテるひともいますからね」


「まじ?じゃあ、なんで俺はモテないわけ?」


彦助ひこすけの場合は、顔にすぐ、考えていることが出るのが悪いんじゃないんだぶひいか?」


「そうだねー。彦助ひこすけくんはガツガツとしてるもんねー。女性としては、身の危険を感じちゃうよー」


 菜々さん、俺ってそんな雰囲気でてるの?ねえ、ほんと?


彦助ひこすけくんは、もう少し、大人になったほうがいいと思うのー。余裕がない感じがするわけー」


 んー?自分ではわからないが、俺って、女性から見たら、ガツガツしてるように見えるのか。これは気をつけないといけないかも知れないな。


彦助ひこすけさんが、女性に興味をもたれるのは、年頃ですし、仕方のないことだとは思うのですよね」


「まあ、利家としいえと違って、信長と恋人みたいに男に興味があるわけじゃないからな」


「なんでそこで俺の名前が出てくるッスか。いっぺん、しめるッスよ、彦助ひこすけ


「冗談です、止めてください。謝りますから」


 本気で利家としいえの野郎に、しめられたら、腕の一本くらい、軽く折られそうで怖いんだよな。あまり、信長のことでからかうのはよそう。しゃれにならなくなりそうな気がする。


「わかればいいッス。ちなみに俺は信長さまとは恋仲ッスけど、女性にも興味は持っているからッスね。そこんとこは間違えないようにしてほしいッス」


「え、それって、言わば両刀使いってことかよ」


「オウ。利家としいえさまは弥助やすけと同じだったのデスネ。ワタシと同類なのデス」


 そういえば、そうだった。弥助やすけは彼氏持ちの遊女通いだった。


「医学的に言われていることなのデスガ、性欲の強すぎるひとは、両刀使いになりやすいそうなのデス」


 へー、それは知らなかった。


「確かに、週2も遊女通いしている、弥助やすけが言うと、説得力ばつぐんだな」


「彼氏とのまぐわいを含めれば、ほぼ、毎日なのデス。弥助やすけは精力ましましなのデス」


 なんだ、そのましましってのは。どこぞのラーメン屋のトッピングかよ。一緒にされたら、迷惑この上ない話になるわ。

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