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Force  作者: 本願寺 裕真
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希望の夜

『一体どういう事なんですか?それにわからない事だらけだ!』


岸谷も今までにない強い口調で圭介に問いただす。


『どこからご説明致しましょうか?』


圭介は立ち上がり、土のついたスーツを叩きながら言う。


『4組にした事、この島の事、4人が一斉に消えた事、

そしてさっきの事、全てだ!』


相島も岸谷に続く。


『では、そのお話は明朝致しましょう。今日は疲れてしまいました。

申し訳ありません。』


圭介はそう言うと別荘に歩いていく。


圭介は振り返り呟くように言った。


『それと、やはり皆さんは4人で1組が1番似合っていますよ。』


そして全員、圭介の後姿を見ていた。


田中雅美は圭介の後姿を見ながら考えていた。


『ブルートゥス、お前もか。』


『この言葉に何の意味が含まれているの?この島にどんな秘密があるの?』




『大友、何一人でいるの?こっちに来なさいよ。』


千夏は窓際にいる大友に声をかけると、


『おい、大友。明日の事もあるし、こっちに来いよ。』相島も千夏に続く。


香織は大友のとこまで行き手をひく。


『ほら何やってるの?いつもの大友らしくないじゃない。』


大友は恥ずかしそうな顔をして、相島と千夏のいるテーブルへ香織と行く。


テーブルに4人が座ると、


『まぁ、その、なんだ。』


相島は言葉を選んでいる。


『4人で1組なんでしょ?』香織は笑顔で言う。


『そう、そして再開を祝して!』千夏がビールを持ってきた。


『乾杯するか!』相島は笑顔で言う。


その3人の言葉に『すいません!裏切って!』


大友は頭をさげる。


『気にすんな!』相島は大友の肩を叩く。


『大友にこんなにガッツがあったなんてね~。』


千夏が言うと、


『これを仕事で活かしてもらわないと内勤も暇だわ。』


香織が続く。


『もう勘弁してくださいよ。』


大友は恥ずかしそうにしている。


『では改めて、乾杯!』



久しぶりに会った気がする。一幸は由子を見てそう感じた。


何か不思議な感じがする。


『由子、済まなかった。』


一幸は岸谷達が居る前で由子に頭を下げた。


『えっ、何?もうやめてよ。』由子は一幸に言う。


『お前の気持ち汲み取る事出来なくて、本当に済まない。』


一幸がそう言うと、『もういいのよ、私も悪かったんだし。』


由子はそう言うと笑顔で一幸を見る。


由子の笑顔を見た一幸は、凄くホッとした表情を見せ安心した。


岸谷と奈緒子も二人のやり取りを見ていると、自然と笑みがこぼれる。


『でもね、みんなと離れてわかった事があるの。』由子は言う。


4人は黙って聞いている。


『新しい出会いもいいもんだなってね!』由子は笑顔で言うと、


『おいおい!』一幸は慌てている。


『大友さんも優子ちゃんもほんとにいい子なの。

ちょっと淋しがり屋なだけ。でも私はやっぱりこっちが

落ち着くみたいね。』


その由子の言葉に4人は顔を見合わせ笑った。


そして岸谷は帰り際に渡したメモ紙を4人で見る。


明朝、何かが起こると4人は強く感じた。




『おかえり、優子。』


遥はそう言うと、今にも泣きだしそうな顔で迎え優子に抱き着く。


『ただいま、遥!そしてごめんね、健吾。』


優子はそう言うと眼に涙を浮かべ、


今にも泣きだしそうな感じだ。


『それと浩平、迷惑かけちゃったね。』


『強がっていたけど、健吾は本当に淋しがっていたぞ!』


浩平は健吾をチラッと見ながら優子に言う。


『ば、ばか。浩平、何言ってるんだ!』


健吾は顔を真っ赤にしている。


『ほんと心配かけてごめんね。』


優子は健吾の目の前に立つ。


『もう心配かけんなよなぁ~!』


健吾は精一杯、照れを隠している。


浩平は遥の頭を撫でながら、


『やっぱりあの2人はお似合いだな。』そう言うと、遥も頷く。


とにかく明日が最終日だ。


圭介の言った言葉が気になるが、


今はこの4人の時間を大切にしたいと浩平は強く感じた。

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