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Force  作者: 本願寺 裕真
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A maze in the ship

岸谷達は、流石に予選の時から冷静で、


プロセスを考え、その後行動に移す。


『どうやって旗を見つけましょうか?二手に分かれますか?』


岸谷は一幸に提案する。


『そうですね、それが効率的でしょうね』と一幸は答える。


『私と奈緒子は船尾から中央に向かって探します。』と


岸谷が言うと


『じゃあ、私達は船首から中央へ』一幸が言う。




そして周りを見渡すが相島さん達も山崎君達も


まだ話しあっている。


『今日は最初に部屋から出るのか。』と


4人は思い、部屋を出ていった。


『えっ、岸谷さん達はもう出て行くのか?』


相島は驚いている。


もちろん香織もそうだ。


岸谷達は最後に部屋から出て行くものだと思っていた。


もしかして考え過ぎなのかも知れないと香織は思った。


『1次予選と同じように二手に分かれて旗を探そう。』


相島は岸谷達が出ていくところを見ると即座に判断した。


『じゃあ、俺と千夏は船底から探してきます。』と


大友が相島に言い、部屋を出て行く。


相島は頷くと『じゃあ、俺らも行こうか。』と


香織を見る。


香織は頷いて、大友と千夏の後を追うように部屋から出ていった。




『みんな出て行ったな。』


健吾はそう言うと浩平を見て、


『どうする?』と聞いてきた。


取りあえず旗を探すしかないがどうやって探す?


4人分かれて探すのが1番効率的じゃないか?


どうやって連絡を取る?メールでする?


船内は圏外じゃないのか?浩平は携帯を取り出す。


アンテナは3本立っている。


まずは3旗見つけて、この場所に持ってくるのが先決ではないか?


しかし1人で探すと見落としてしまう可能性もある。


どうする?


『二手に分かれたほうがよくない?』


遥が優子に言う。


今まで積極的なほうでなかった遥が自分から提案している。


優子も少し驚いていたがすぐに『うん、そうだね。』と


笑顔でこたえる。


浩平は少し驚いた顔で遥を見ていると、


『どうしたの?』と遥は浩平と健吾の顔を見て、


『早くしなきゃ置いて行くからね。』と


言うと遥と優子は部屋から出て行った。


『遥、何か変わったなぁ。』


健吾は2人を見送るように見つめる、


『強くなったかもな。』と浩平はこたえる。


そして浩平と健吾は最後に部屋から出て行った。


グローバルTVのクルーはそれぞれ3組のあとを追った。


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