表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Force  作者: 本願寺 裕真
18/73

2次予選開始

『最後尾の方は解答後、前の方に問題用紙を廻して下さい。

先頭の方まで問題が行き、解答後はまた後ろに廻す。

それの繰り返しとなります。』


問題用紙が先頭に座る人達の全てテーブルに配られた。


『以上、ご質問はありませんでしょうか?』


会場は静まり返り、唾を飲み込む音すら聞こえそうなくらいだ。


『では、始めます。』


一斉に問題用紙を開き、運命の2次予選が始まった。


あらゆるジャンルの問題が数多くある。


数学、歴史、日本文学、化学反応式、雑学になぞなぞまで。


最初の3分が間もなく近づく。


遥の問題は夏目漱石の前期3部作は『それから』『門』


残るひとつは 何かという問題であった。


遥はマークシートにチェックすると優子に問題を渡す。


次は優子の問題、夏目漱石の晩年の思想はという問題。


いきなり優子は遥に相談する為に手を挙げる。


それを見た健吾と浩平は、心の中で『1問目から相談かよ!』と叫んでいた。


手を挙げ相談する合図を優子。


しかし遥はそれをきっぱりと拒否した。


いつもは相談すると断れない性格の遥が断ったのだ。


遥が拒否の姿勢をした事で優子は顔を膨らまし、


不快感をあらわにし、マークシートにチェックすると


後ろの健吾に問題用紙を投げ出すように渡す。


浩平はまだ1度も自分のところに廻ってきてないのに、


優子の態度に危機感を感じていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ