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第1話 人類の守護者 天使

「3000年まで後数日となったか...」


2XXX年

 突如として、地上より遥か深淵に存在している者。


 「悪魔」と呼ばれる存在が、人間界へ這い上がる。

 

 そして、そのまま人類への殺戮を始めたのである。


 それにより、地球の人口は、十分の一まで減る。

 終末世界が始まったのだ。


 それに対抗すべく、地上より遥か上空に存在する者


 「天使」が降臨した。

 

 天使の目的は人類を守り、悪魔を撃退すること。


 天使の降臨に人類は歓喜したが、現状が打開される訳ではなく、毎日少しずつ人は悪魔に殺され、外では天使と悪魔が交戦しているのでその弊害が、人が身を潜めている建物にも受けることがある。


 そして、今日もまた一人の少女が悪魔により殺されるだろう。


 「ハッ...ハッ....」


 少女はただひたすらに駆けていた。


 食料を調達するために、外へ出た所を悪魔に見つかり追いかけられているのだ。


 (助けて、助けて!天使様...)


 少女は逃げ回りながら強く懇願した。


 しかし、天使は少女の元へは来ず、悪魔の持つ鎌が振り翳されるその瞬間。


 間一髪、天使が少女の元へ一瞬で駆け寄り、聖剣で悪魔からの攻撃を防ぎ、守ったのだ。


 天使はそのまま聖剣を悪魔に振りかざし、悪魔は消滅した。


 「あっ..ありがとうございます!」


 少女は自分の命を守ってくれた天使へ感謝を述べる。


 「いいって、気にすんな。私も奴らを殺らないといけないからやってるだけだ。」


 「天使様...初めてこんな近くで見ました。本当に美しいです。」


 「ん?あぁ、人間達からは私たちは人の姿として認知されてるのか。まぁそれよりそれくれ」

 

 天使は、少女が身につけてる指輪を指しながら言う。


 「天使はな人間を助けたら、そいつの身につけている物を一つ貰わないといけないんだよね。ところで、人間名前は。」


 「私はネクです。指輪どうぞもらってください!」


 ネクは指輪を外し、天使に渡す。


 「よし....うーん。お前代わりにこの指輪付けろ。」


 天使は指輪をネクに渡しこう言う


 「これは神の()()ってやつだ。上にあるボタンみたいなやつを押すと私がお前の元へ駆けつけてやる。後一度だけ、自衛できるはずだ。困ったら使え。私は「レス」だ。覚えておけ」


 レスは翼を羽ばたかせ、瞬く間に消えてゆく。


 ネクは神器について疑問には思うものの、これは運命に違いないと言い聞かせ、妹の待つ床へ帰るのであった。

 

 

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