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平然と自転車置き場に向かったんだけれども

作者: 降井田むさし
掲載日:2024/04/15

痛。

激痛が走った。

膝にとてつもない痛みが。


自転車のペダル。

それが、膝に思いきりぶつかったのだ。

道を渡るため、自転車を降りた。

渡るとき、いつも自転車を降りて、渡っているから。


それで、自転車を押しながら、急いで渡った。

その時に、ペダルが膝に直撃したのだ。

元々、痛み耐性のないアザ体質だった。

だから、ヤバかった。

痛みが、とんでもなかった。


でも、目の前に人がいた。

渡った先に、歩行者がいた。

だから、我慢した。

ポーカーフェイスを決め込んだ。


行きたかったお店の、自転車置き場まで。

スッとした顔で、歩いた。

でも、歩行者がいなくなってから。

かなり痛がった。

我慢が一気に、爆発したのだ。


足を引きずるカタチで、店内に入った。

行きたかったお店だったから。

そこに入ってからも、強い痛みは続いた。


お店に入ったら、痛みが和らぐと思っていた。

店内では、流石に元に戻ると思っていた。

でも、何分経っても、激痛は続いた。


信じていた。なんか、勝手に信じていた。

魔法が掛かったみたいに、スッて痛みが消えると。


お店の名前が、いかにもな名前だから。

期待していたが、和らぐわけがないか。

[ハードオフ]に入ったからって。

どうにもならないことくらい、分かっていたけど。


ブックオフ系のあの、ハードオフに来店しても。

ちっとも痛みは、緩和しない。

そんなこと、分かっていたことだけど。


ハードな痛みのスイッチを、オフできる。

ハードオフで、オフできる。

はずがないか。


その後、ハードオフで、のたうち回った。

その日に、痛みがひくことはなかった。

その日は、手袋を片方落としたりもした。

ツイていない日だった。


毎週末、自転車で遠出してる。

休日は何かしておきたくて。

怠けるのが嫌で。

そんな性格の僕なんだ。


美しすぎる名前を付けられて。

正直、自信がなくなってきている。

痛くて、のたうち回ってばかりだから。

本当、美しく生きられてないから。

でも名前負けは、嫌なんです。


怠けるのが嫌いです。

名負けるのが嫌いです。

2つの意味で、なまけるのが嫌いです。

むさしでした。

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