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80話 急患

 掃除が終わってからは店番のように表の部屋で待っていることにした。

 一応この部屋はお客さんも来るからかそれなりにしっかり掃除されているようだった。

 ライラさんやればちゃんと掃除できるのだろうか…。


 そんなこんなでしばらく待ち、そろそろ日が沈み始めるかなといった頃にライラさんが帰ってきた。

 ただ、なにやらかなり慌てているようで私に目もくれずに作業部屋の方に駆け込んで行った。


 作業部屋に入ってみると素材を入れている棚や箱をひっくり返すように何かを探しているようだった。

 ああ、せっかく片付けたのにまた部屋が散らかされていく…。


「どうですか、ありそうですかねー…?」


 ライラさんの様子を見ていると、不意に後ろから声がした。

 振り返ってみるとギルドの受付さんだった。


「ダメだ。やっぱりない…」


 ライラさんは一通り探し終えたようで、項垂れたように作業部屋から出てきた。


「えっと、何事ですかね?」


「急患の病人が出たんですけれど珍しい薬が必要でしてー…」


「探してみたんだが薬どころか素材すら在庫が無かったという訳だ」


 受付さんもライラさんもガックリといった様子だ。

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