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78話 初めてのお仕事

「さて、早速だけどこの部屋のお掃除をお願いしてもいいかな?自前で箒を持ち歩いてるぐらいだし得意でしょ?」


 自己紹介が終わると早速とばかりに仕事の話になった。

 この部屋に入った時にも思ったが、いかにも研究室や作業部屋といった様相で色々と散らかっている。

 これは確かに掃除をしてくれる人を雇いたくもなるかもしれないと思った。


「いいですけど、この箒は掃除用じゃないですよ?」


「掃除用じゃない箒って何!?」


「えーと、乗り物?」


「箒に乗るってどういうことなの…」


 ほんと、これどう説明するのがいいんだろう。




「とりあえず掃除するにあたって気をつけることとかありますか?薬品触ったらダメとかあると思うんですけど」


「そうだなー、そっちの机のは特に危ないのは無いから適当にそっちの棚にでもしまってくれればいいよ。こっちの作業机の所は触らないでね」


「適当って…分類分けとかしないんです?」


「どうせ今ごちゃついてるんだし細かく整理してもすぐ同じことになるでしょ」


 ああこれは典型的な片付けが出来ない人だ…。

 とは言え雇い主の言うことだし、仕分けしろと言われても分からないので何も言わずに従っておく。


「掃除道具はそこのロッカーにあるから好きに使ってね、それじゃ留守番頼むよー」


「えっ留守番!?」


 ライラさんはそう言うや否や私の呼び止めも聞かずに店から出て行ってしまった。

 初対面でこんな雇われの人に留守番なんて任せるなよ…。

 ライラさん主人公以外で初のネームドキャラですね。

 店主さんで押し通そうかとも思いましたが、思う所があり思い切って名前を付けてみました。

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