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52話 普通にありそうな旅道具達

 リュックの中を漁ってみると、まず最初に出てきたのはボトルのような容器だった。


「これは水筒?」


「そんな感じですねー。ろ過する機能がついてるから川の水ぐらいなら入れておけば安全に飲めるようになりますー」


 聞いた感じではろ過装置付きの水筒のようだ。泥水とかは流石に無理だが、ある程度綺麗そうな水なら安全に飲めるようにしてくれるし保管しておけるらしい。

 そういえば私の元いた世界でペットボトルでろ過装置を作るというのが子供の自由研究の定番だったのを思い出す。中身はあんな感じになっているのだろうか。




 次に出てきたのは小袋だった。中にはブロック状の何かが入っていた。


「このブロックみたいなやつは何?」


「携帯食料ですねー、日持ちするやつですー」


「あーカロリーを一気に取れるおやつみたいなあれか」


 言われて見てみると普通によくあるやつだった。割と甘くて美味しいので、おやつ感覚で夜食とかで食べた時もあったかな。

 カロリー補給用のものなのであまり食べると太りそうなのがあれだが…。




 その後に出てきたウェットティッシュやゴミ袋、メモ帳なども特に変わった要素は無く、良くも悪くも普通だった。

 リュックは反重力物質で作られていていかにも異世界技術といった感じだったので、中身もそういったものがあるのかと期待していたのだが、この様子だと普通なものしか入っていなさそうだ。


「これもしかしてリュックの中身はどれも私の元いた世界にあるような普通のやつしかない?」


「いやーそんなことないですよー!残りのものは結構豪華ですー!」


「逆に豪華なものと言われてもピンと来ないのだけど…」


「大丈夫、あとのはちゃんとねこちゃんが驚くようなものを用意したのでー!」


 謎に女神のテンションが高い。自信ののあるものが残っているということだろうか。

 もしかすると、残りの物に反重力リュックのような異世界技術の代物が残っているのかもしれない。期待半分ぐらいの感覚で残りのものも確認を続けていくことにする。

 思ったより荷物確認パートが長い…。

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