46話 2日ぶりの帰還
目を覚ます。見なれた天井。ふかふかのベッド。横にはニコニコ顔のクソ女神。
「あ、ねこちゃん起きた?」
「なんか、このくだりも久しぶりな気がする」
思えば2日間も転移していたのは初めてだった。今までに無い期間だったことに加え、たった2日とはいえ長く大変な2日間だったので、体感それなりに長い期間を開けての帰還のように感じる。
「お風呂にしますー?ご飯にしますー?それともー…」
「とりあえずごはん、いやそれより先にお風呂」
2日間食べていないのより、2日間お風呂に入ってない方が乙女としては問題だ。今日は長風呂を堪能させてもらうことにする。
お風呂から上がってくると女神がご飯を用意してくれていた。今回の転移の状況を察してか、いつもより多めで豪華な感じだ。
「今日はどれだけ食べても許される気がするわー」
夢中になってガツガツと食べていく。2日間食べていないのもあり、いくらでも食べれるような気さえしてくる。
そう思いながら勢いよく食べていたが、すぐに満腹になってしまった。
「そういえば私少食だったわ…食べすぎで苦しい…」
「いつもよりは多く食べてましたけど、同世代の平均より少し多いぐらいでしたかねー…」
「なんでそんな統計知ってるのさ…」
この女神はどこからそんな情報を仕入れてくるのだろうか。
とりあえず食べすぎで苦しいのでしばらく横になることにした。
久しぶりに女神が出てきたような気がする…。
投稿タイミング的には1週間ぶりとかでしかないんですが…。