表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/111

15話 安易に時を越えようとした結果

 光が収まるとまたあの大自然の世界が目の前に広がる…と思っていたが、視線の先にあるのは見なれた天井だった。


「あれ?落下とかすらなくて、即死だった?」


 こういうパターンの時は宇宙に転移したとか、地中に転移したとかで即死した時だ。体感としては光が消えたらいつの間にかベッドの中となっているので楽ではある。ただ、紐無しバンジーとかを身構えていたので、正直肩透かしだった。


「あ、起きましたー?」


 私が目覚めた事に気付いた女神が状況を説明してくれた。

 前回の転移先の時代から遠い未来に転移させようとした影響で、転移先の世界の星の位置が移動していたとの事だった。


「猫ちゃんのいた地球と同じで、動いてる星の上に広がっているタイプの世界でしたねー」


「確かに、宇宙規模で座標を指定しているのならそういう事もあるのかな…」


 どうやらこの女神が転移の際に設定しているのは地球上のどこというようなものでは無く、宇宙とか世界全体のどこというような指定の仕方をしているようだった。

 それであれば、地球のように星そのものが動く場合は飛んだ先の時間によって安全な座標が変わるので調整も難しそうだ。




「そんな感じだったので人のいる時代で星のある座標に飛べるように調整し直しますねー」


「あ、この前みたいに上空に出たらどうするの?」


「そうなったら後から転移先の高さ調整の方向でー」


 どうやらまた紐なしバンジーは覚悟しないといけないようだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ