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100万回死ぬねこ

 重い腰を上げて初投稿です。飽きるまで書きます。

 私は人間である。名前は黒川 猫美。


 何処で間違ったか頓と検討がつかぬ。

 なんでも薄暗いじめじめした世界でお約束とばかりにトラックに轢かれた事だけは記憶している。


 …。


 そんな何処ぞの名作の書き出しのように、とぼけた事を考えたくなるぐらいには現実逃避したい気分だった。


 それもそうだ、今の私はパラシュートとか無しで絶賛自由落下中。地上にはまだ距離があるが、あと数分もすればひき肉になっているだろう。


 だが、もう慣れた事だ。あのクソ女神はどうせまた失敗したかと悪びれずに言うことだろう。何度も殺されているので、もう慣れてしまった。


 ああ、でも今の私はさながらあれだな。猫は猫でも、百万回生きた猫の方。生きたと言うよりは死んだと言った方が似合っているけども。


 そんなどうでもいいような事を考えながら、私は真っ逆さまに落ちていくのであった。

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