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サポーター。契約を終える

 街についた僕とユーリさん。


 今僕はギルドの格安の宿屋に寝泊まりしている。リアさんが一文無しになった僕のためにギルドに掛け合ってくれたのだ。


 だからユーリさんは僕をギルドの前まで見送りに来てくれた。


「え…と……」


 終始黙ったままのユーリさんに僕はどうしたものかと首を傾げてしまう。


「……もう、歩ける?」


「あ…はい」


 ユーリさんの問いに答えた後。また沈黙が訪れる。


「……そ。それじゃあ後はもう大丈夫だよね」


「……はい」


 しばしの沈黙の後、ユーリさんは僕のバッグの中に今回の報酬を入れるとクルリと背を向ける。


「……じゃあね」


「……」


 どこか、期待してしまっていた自分が嫌になる。


 そうだ。仕方がないだろう。


 僕が不甲斐ないせいで、ユーリさんにたくさん迷惑をかけたし、怪我をさせて……。挙句ワーウルフに殺されかけたせいでユーリさんの手も煩わせてしまった。


 情けない。本来は僕がユーリさんを支えなくちゃいけなかったのに。僕はサポーター失格だ。


 だから、素直に諦めろマイン。


「……」


 それでも、僕は去りゆくユーリさんの背中から目を離すことができないのだった。

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