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サポーター。笑う
あぁ……やっぱりユーリさんはすごいなぁ。
見事に半狼の王を斬り伏せるユーリさんを見て、僕は思わず笑みがこぼれる。
カッコよくて、綺麗で。そして強い。
僕は、あなたの勝利に貢献できましたか?
跳躍した僕の体がやがて重力に引かれ、地面に落下する。
業火に焼かれた僕の身体……特に右腕には力が入らない。
しかも、僕の落下する先には王を失い怒りに震えるワーウルフの群れ。
そいつらがそれぞれの武器を構え、僕を待ち構えている。
「あぁ……よかった」
最後に、あなたを助けることができて。僕は満足だ。
「っ!?ダメ!マイン!!」
半狼の群れに落下した僕はそのユーリさんの言葉を最後に意識を失った。




