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半狼の王。笑う

 キングは身に降り注ぐスコールのような雨を受けて、腹を抱えて笑いそうになっていた。


 雨の魔石の追加効果は分かる。


 だが、それが何だという?


 炎属性を弱める効果があったところでこの大広間に燃え広がる炎を止めることはできはしないだろう。


 そのような死ぬ気の特攻の末、導き出した策がその程度かと。


 見ろ、奴は雨を降らせるだけ降らせてその後は我が下僕どもの群れの中に落下していくではないか。


 放っておいても死ぬ。無様な男だ。


 幾人もの冒険者を狩ってきたが、ここまで無様な者は初めてだ。


 何の役にも立たないグズだ。


 ならば、貴様ら2人ともこの王が引導を渡してくれる。


 我が獄炎でまとめて消し炭にしてくれるわ。


 せいぜい己の無力さを呪って焼け死ぬがいい!


 そう思いながら、ワーウルフキングは自身の左手に握られた火打ち石を打つ。


 次なる爆炎で、今度こそトドメを指すために。



 キンッ




「……ウォ?」




 だが、ワーウルフ・キングの火花は虚空に消えていくだけだった。

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