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バンド活動について思う事

 美由紀さんが加入して、俺たちの活動も本格的に始まった。今までは俺のセンスだけでアレンジしていたけど、世代の違う美由紀さんのアイデアを入れることで、少し変化が出ている。 

 つい面白いからドンドン新曲を創っていった。

 俺たちのデビューは早くてもマリちゃんの高校卒業後になるので、美由紀さんの収入とスキルアップの為にスタジオミュージシャンやヘルプの活動を始めた。

 「つい、この前まで先が見えない暗闇だったのに、今はこの充実ぶり。飯島さんには感謝しても感謝しきれないわ。」

 美由紀さんの表情も柔らかくなっているし、ファッションが変わった。何でも、きもちが暗くなればなるほど、尖ってくるそうだ。

 バンドのことで気になっていたのが、平嶋くんの事だ。

 俺の友達で遊びに来ていただけで、デビューだなんだは後からきいた話で、内心困っているかもしれない。

 それで直接、確認してみた。

 「バンド活動の事は、お母さんにも話してるよ。デビューする事も賛成していてくれるし。特に決まった将来の夢も無いし。芸能人ってなりたくてもなれないんだから、やってみたいと思ってるよ。それに今、楽しいしね。」

 楽しんでくれているようで何よりだ。

 プロになれば楽しいだけで済むはずも無いが、俺たちはまだ若いので(ここ大事)やり直しがきく。勉強はしっかりしていきたいと思う。

 あとマリちゃんについてだが、彼女は作詞をするようになった。自分の歌う歌は自分の言葉で伝えたいそうだ。

 ベースの練習も熱心だし、才能もあるからメキメキ腕を上げている。すぐにバンドの中心になるだろう。

 そんなマリちゃん、今気になっていることがあるらしい。

 「下山さんと飯島さん、何か怪しくない。最近、一緒にいること多くない。」

 「タレントとマネージャーなんだから、おかしくないでしょ。」

 「哲ちゃんは判ってないなぁ。呼び方だって「節子さん」になってるんだよ。前は飯島氏とか女史って呼んでたんだよ。」

 「じゃあ付き合ってって事?」

 「間違いないって!」

 マリちゃんはとても楽しそうだ。

 身近なことに楽しみを見つけ、楽しんでいくことで楽しい歌詞ができるだろう。

 俺も負けないように良い曲を書こうと思う。何せバンドでのメジャーデビューは、前世以来の俺の夢なんだから。

 そんな感じで活動していたら、月日は過ぎて俺は中学生になった。

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