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ドラムス候補

 俺とマリちゃん平嶋くんは「もう一人ドラムのできる人がいるとイイね。」と話しているが、俺たちより喰いついている人がいた。

 「できる女」飯島さんだ。

 彼女が考えているのは、主にマリちゃんの今後のことだ。

 マリちゃんはティーンモデルで人気を集めているが、段々と大人っぽくなっている今いつまでも続けてはいけない。

 勿論、人気がある限りモデルをしても良いのだが、マリちゃん自身にその気がない。仕事が忙しくなりすぎて、俺のところに来る時間が減るのが嫌なのだそうだ。(飯島さんによれば)しかし、マリちゃんのスター性に魅せられている飯島さんは諦めない。

 それなら俺と組ませてしまえば良いと。

 俺が音楽以外の芸能活動をするとは、飯島さんも考えていない。しかし、元々マリちゃんが世に出る切っ掛けは幼少時代の歌なのだ。(ついでに俺も)それならバンドは悪い話ではない。マリちゃんがベースの練習をしているのは良い事だ。

 そうなってくると、残っているドラムスの人柄はとても重要だ。

 子供ばかりのメンバーだが俺みたいに実績のある者もいるから、侮って上からくる人では上手くいかないだろう。かといって、年長者なら俺たちをまとめる事も期待される。

 一応、男女混合のグループなので恋愛重視主義の人間も困る。俺的にも前世の経験上そういうひとはトラブルの元だ。「好きになっちゃたら仕方がない。」とかいって他人の彼女や配偶者に手を出す。ちなみに前世の経験とは、自分のことではなく、弁護士事務所でのアルバイト上でのことだ。(前世の俺に色っぽい事件はない!!泣)

 飯島さんはどうやら女性を考えているようだ。男女比2対2のバランスが良いらしい。俺たち子供だけどね。

 しかし、女性のドラマーで性格の良い十代。いるだろうけど少ないだろうなぁ、子供ばかりのバンドで活動してくれる心の大きさも必要だ。

 俺たちも期待はしているが気長に待とうという事で一致している。慌てなくてもバンドの本格的な始動は、マリちゃんの高校卒業後になるはずだ。まだ5年くらいある。

 と思っていたのだが、飯島さんが家に若い女性を連れて来た。

 短髪でダメージジーンズ、ピアスに髑髏の指輪。パンクだ・・・

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