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よくある異世界転生!?

「・・・」

うん、まぁ今の状況を説明しろと言われたら5秒でおわるだろう。

あれだ、よくある『異世界転生』ってやつだ。アニメとかラノベとかでよくある奴だ、んで今俺は真っ暗な何もない場所に一人ポツンと立っていた。

あっそうそう俺の名前は『神崎 衣月』

どうせここで『女神』とか変なのが出てきて「あなたは死んでしまったのです。ですがあなたにはお願いがあります。ある世界へ行って魔王を倒してください」とか言われて異世界に飛ばされて勇者とかになって仲間と魔王を倒すとかいうベタな展開になるんだろうけど・・・

「そんなことさせるかよ・・・」

俺は異世界に言っても魔王なんざ倒さないし勇者にもならない。そもそもなんで人生もう一回やり直せるのに死ぬかも知れないのに魔王を倒さないといけないんだ、俺はそんな馬鹿なことはしない。じゃあ何をするのかって?そんなの決まってるだろ?

「普通に暮らす・・・いや、引きこもってやる!」

どうせあれだろ?他にも転生する奴はいるんだろう?魔王討伐とかそいつらに任せて俺は何もしないでそこらへんにいる村人Aとかにでもなってるね。そっちのほうがよっぽど有意義だね、俺はそう思う。

「そろそろくるか・・・」

こんな事を女神に聞かれたらどうなるのかも知りたいがもし聞かれて転生なしとか言われたら嫌だからな。

「っ」

目の前が一瞬明るくなって目を閉じた、少したって目を開けるとそこには女神・・・がいた?

「えっ」

俺は驚いた、なぜならそこには・・・

「お主が新しい勇者候補の一人か」

うん、口調はもう完全にケモ耳キャラが言いそうな口調だった・・・だが問題はそこじゃない、見た目だ・・・こいつ本当に女神なのか?

「む、今『こいつ本当に女神なのか?』と思ったじゃろ」

あっ心読まれてた

「えっ、いや」

「お主、妾の見た目がいくら幼かろうと女神には違いないのだぞ?」

そう、こいつは完全に幼女だ!ぱっと見た感じ小学生5~6年の女子児童に見える。

「ふむ、信じられんようなら簡単な証明方法がある。どうだ?試してみるか?」

証明?何をするんだ?まぁいい、証明してくれるってんなら見てやろうじゃねぇの。

「どうやって?」

「今お主が欲しいものはなんだ?」

「は?」

俺が今欲しいもの?そんなの聞いてどう・・・あっ、よくある展開だ。あれだろこれで俺が答えたものをここに出して信用させるやつだろ?ならもう答えは出てる、そう俺が欲しいものは!

『お前だ』

・・・

うん、ノリで言ってみたけどかなりやばいかなこれ。自称女神さま口あけてポカーンってしてるし・・・

「ふっ・・・あっははははははは、お主ふふっそれは本気で言っているのか?」

俺にはこの言葉はこう聞こえた『ふw(^∇^)アハハハハ!お主wwwそれはww本気で言っているのか?wwww』と・・・どう答えようか

「だって考えても見ろよ女神さんよ、俺はもう死んで元の世界には戻れないのに欲しいモノなんて言っても意味ないだろ?」

「ほう、お主は自分がなぜここにいるのかを理解しているようじゃな?」

「死んだからここにいる、そしてその死因は・・・」

俺の死因は・・・あれ、覚えてねぇ。なんでだ

「お主は今なぜ自分が死んだのかがわからんのであろう?それは当然じゃ、死んだものは自分がどんな理由で死んだのかは覚えられないからだ」

「覚えられない?」

「うむ、死んだものはいろいろな死に方をしておる。例えば病死、事故、殺害、自殺などいろいろのな。それでなぜ覚えられないのか?と疑問に思うであろう?」

「そりゃあそうだろ」

「ではお主に質問じゃ、もし今自分の死に方を懸命に覚えているとしよう」

「懸命に・・・」

「そうじゃ、死ぬ瞬間の痛みや苦しみも・・・これを全て覚えていたとしてここにいるお主はどうする?」

死ぬ瞬間の痛みや苦しみも懸命に覚えてるとかなんのいじめだよそれ、俺だったら発狂するぞ

「そういうことじゃ、だから覚えられないいや覚えさせないのかもな」

いったい誰が決めたことなんだか・・・てかこんなことはどうでもいいんだよ本題は

「まぁ気づいているかもしれぬがお主はある世界にへ行って魔王を倒して来てほしい。」

うんしってた、まぁわかったからはよ転生。

「最後に一つだけ聞くぞ?その世界に行くにあたって必要なものはあるか?」

この質問は予想外だ、必要なものねぇ・・・うーん・・・

「『なんでもよいぞ』」

ん?今なんでもって・・・

「なんでも?」

「あぁそうじゃ」

・・・そんなのはもう決まっているも同然異世界で引きこもり生活をするのに欠かせないものいや・・・必要不可欠な人が。そう!俺の面倒を見てくれる優しい美人な女の人だ!ちゃんと一日3食作ってくれて部屋の掃除もしてくれて・・・尚且つ、俺のことが一番好きになってくれる人が

『俺に忠実に従い尚且つ俺のことが好きな女の人が必要だ』

「よかろう・・・えっ?」

「えっ?」

あ、やっぱり定番通り伝説の武器とかがおのぞみだったのかな?

「なんでもといったのは妾じゃが・・・本当にそれで良いのか?お主は」

「うん」

「即答・・・よ、よかろうそれがお主の必要なものならば妾はその望みを叶えるだけじゃ。それでは転送するぞ、心の準備は良いか?」

「いつでも、それで女の人は?」

「向こうに行ってからのお楽しみじゃ、それでは健闘を祈る」

お、体が光に包まれていくぞ・・・待ってろよ異世界、俺が何不自由ない引きこもり生活を送ってやるからな!


趣味でかいてます

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