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公衆厠所  作者: おがわかなた
9/32

公衆厠所 第9公園

男女共用の和式簡易トイレで見つけた書き込み。


その書き込みに釘付けになったのだ。




『天井天下唯我独尊』




あれっ、何かおかしい気がする。


そっか、『てんじょう』が低くなっている。


『てんじょうてんか』はほぼ世の中のことを指しているのに、

『天井』……一つの部屋くらいしか指していないよ。


一つの部屋くらいしか、命が尊くないという意味になっちゃう。


これじゃ、レディースとして天下とれないんじゃ。


[第八公園完]



----------------------------------------------------



[第九公園]


俺は、今日もトイレを探す冒険に出ている。


木々の間からかすかに太陽の光が差し込む。


森の暗さを覆い隠すことはできない。


枯れ葉と石を慎重に見分けながら、歩を進める。


枯れ葉の音が森を支配する。


突然、道が途切れ、茂みのみとなってしまう。


「くそっ!」


茂みを掻き分け、反対側に抜けると、開けた荒野にたどり着いた。


森林の閉塞感から開放され、俺は大きく背伸びをする。


「やったぞ!!」


見事森からの脱出、そして……


「すごい!!

 黄金のトイレだ!!」



※作者注:彼には『黄金』に見えますが、本当はクリーム色です。



「ついにたどり着いた。

 黄金のトイレ!!

 早速使用して見よう!!」


俺は、中に入り驚いてしまった。


いたるところが光っている。


床は大理石、便器もピカピカ、金の便座!!


苦しい冒険の末にたどり着いた世界最高のトイレだ!!



※作者注:彼には、大理石に見えるようですが、病院などにある

 トイレのようなトイレの床材です。また金の便座と言ってますが、

 ただ、黄色い便座カバーがあるだけです。



俺は、便座に腰を下ろす。


そして、そこに書かれた注意書きに俺は納得するのだった。


→次回に続く

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