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公衆厠所  作者: おがわかなた
3/32

公衆厠所 第3公園

[第二公園続き]


「何だろう。違和感が……」


俺は突然現れた不思議な公衆トイレでようを足していた。


その時見つけた彫られた落書き。


その落書きに違和感を感じるのであった。


「そうだ。


 『若』なっているんだ!!」





『夜・露・死・若』




 

『ヨロシク』と読めないよ~

 

でも、何かちょっと愛嬌があっていいなぁ~。


ちょっと、会ってみたい。


そんな気がする。


それにしても、『露』はちゃんと書けているのに、『苦』を間違える


なんて……


最後のツメを誤ったちゃったね。


残念!!


[第二公園完]


----------------------------------------------------


[第三公園]


今日の公衆トイレも、暗い、汚い、きついの3Kだった。


こんな汚いトイレの方が、実は楽しい。


何と言ったって、落書きがたくさん残っている。


綺麗で、きちんと管理されているトイレはこうもいかない。


落書きは消されたり、修正されたりしてしまうのだ。


「うぉ、寒っ」


ここまで、寒さが身にしみるトイレは久しぶりだ。


身も心も引き締まる。


「さっき、コーヒー飲んだからな?」


結構、限界まで来ていた。


急いで、小便器の前に立つ。


「消火開始!!」


我慢していたので、気持ちがいい。


精神的に余裕もうまれ、ふと壁を見ると、文字が彫られている。


『俺の目標……』


「あれっ、でも、これって?」


ある人の目標が書かれている。


俺はこれに違和感を感じるのだった。


→次回へ続く

次回は2016/01/26 06時です。

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