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公衆厠所  作者: おがわかなた
16/32

公衆厠所 第16公園

[第十五公園]


列ができている駅の男子トイレ。


俺はそれに並んだのだが……


『よし、やっと中に入れた』


しかし、よく見て見ると、小便器はあいている。


『あれっ、これって、個室の列?

 しまった。

 でも、恥ずかしいからこのままでいよう』


俺の番になって、個室に入る。


便座に座り、ふんばってみる。


意外にちょろっと出た。


まぁ、ちょっと休憩もできてよかったかな。


[第十五公園完]


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[第十六公園]


『あぁ、トイレに行きたい。

 でも、あと少しで直るんだよな。

 よし、動作確認問題なし』


ある大学での修理の仕事。


今回は手ごわく、1時間も要してしまった。


担当者を呼び動作確認を実施し了承を得る。


「この報告書にサインをお願いします」


担当者がサインをする間、俺は、こらえていた。


『早くサインしてくれ』


しかし、こういう時に限って、


「そう言えば、今度の休日にリプレイスの作業ありますよね?」


なんて聞かれてしまう。


週末の状況はわかっているので、答えざるを得ない。


「ありがとうございました」


やっと、話が終わった。


そして俺はトイレに駆け込む。


『ふぅー生き返る』


我慢しただけ、解放感が半端ない。


一気に体の力が抜ける。


そして、いつもの癖で落書きを探す。


『っていうか、大学の中だから期待できないよな。

 うん。あれっ、このトイレって』


周囲を見渡して、このトイレの違和感に気づいた。


→次回に続く

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