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公衆厠所  作者: おがわかなた
10/32

公衆厠所 第10公園

冒険の末、たどり着いた黄金のトイレ。


※作者注:何度も言うようですが、本当はクリーム色です。


金の便座を手に入れた俺は精神的にも満足する。


※作者注:くどいようですが、本当は黄色い便座カバーがしてあるだ


けです。


そして、俺は、扉にかかれた注意書きに目が留まる。




『個室の使用は5分以内にお控え下さい』




こんな綺麗なトイレからは出たくない。


皆の気持ちよくわかるぞ。


でも、そろそろ集合時刻だから、出発せねば。


さらば、黄金のトイレよ!!


[第九公園完]


----------------------------------------------------



[第十公園]


今日は、高級住宅街の中にある音楽迎賓館での仕事。


集合時間に行っても何時間も待たされることがあるので、

その前に公園に向かった。


整備された公園、子供たちの遊ぶ声も少し上品に感じる。


そんな中にあるトイレもやはり整備され綺麗なトイレだった。


俺はトイレに入り用を済ませる。


いや、用は済んだが、大切な任務が完了していなかった。


「書き込みはどこだ?」


個室を覗いて見る。


とても綺麗で静か。まるで屍のようだ。


「落書きよ、出ておいで」


トイレの内側をくまなく捜索するが、書き込みはない。


「ほらっ、恥ずかしがらないでよ。落書きちゃん」


トイレの外まで捜索したが、見つからない。


「『落書き』どこだ~?」


俺はトイレの前で叫ぶことしかできなかった。


→次回に続く

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