公衆厠所 第1公園
便秘?
俺の辞書には、そんな言葉はない。
毎日……
いや、毎食、快調だぜ。
しかし、なぜか、家やお店でトイレに行きたくなることは少ない。
食後、必ず●がでるぜ!!
そんな時、便利なのが、公園の公衆トイレだ。
しかし、そこには多くのドラマが隠されているんだ……
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「やべっ、トイレ行きたくなってきた」
初めてきた土地で、食後、トイレに行きたくなってきた。
もちろん、大きい方だ。
「洋式あるかな?」
未だ、和式のトイレが多く、洋式のトイレがあるトイレまで我慢
したりするが、俺は限界を迎えていた。
「げっ、和式しかないのか?」
「ふぅ~、間にあった」
トイレに間に合った安堵感から快調にでている。
そして、ふと壁に目をやると、落書きがある。
「何て書いてあるんだ。
相合傘かぁ。
かわいいなぁ~」
相合傘という、青春を示す象徴。
トイレの落書きなんて、ほのぼのするなぁ~。
「あれっ、でも」
しかし、そこに書かれていたのは……
『まさおくん & しょうたくん』
書いたのは幼稚園児か?
それにしても、男同士だよな?
まぁ、この年頃だから、しょうがない……
いや、この年にして、男に目覚めるには早すぎるぞ、少年よ!!
もう少し、世の女どもを見てからでも遅くはないぞ。