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『ライセンス』

「まあ、まずこれをあなたに渡すね。」


彼女はニッコリとした表情で説明を始めた。


「ライセンスにわね、3個ほど機能が付いてるのよ。これがライセンス、形はカード型でこれ一枚で戦車が買えるほどの価値があるわ。なくさないようにね。で、これが説明書、目を通して。」


そう言うと彼女は生徒手帳を取り出した。


「生徒・・・手帳?」


「そう、これにも仕掛けが施してあるわ。ライセンスを手帳の裏にあるカードフォルダに差し込んでみて。」


指示どうりやってみたが・・・驚いた。最初の1ページ目が液晶画面、2ページ目がキーボードになった。 


「す、すげー。」


「でしょでしょんw 科学技術の進歩の成果でしょw この手帳ね学校のホストコンピュータにアクセスできて、そこからネットにも繋げるんだw」と、彼女はうれしそうに答えた。


「そ、そうなんですか。 で、どう使うんですか?」


「まずねー、パスワードとIDを入れてね。 ちなみにそのライセンスは君用だからね。 じゃあ手帳の裏を見て。」


裏にはパスワードとIDが書かれていた。


「それがあなたのIDとパスよ、ちなみに君にしか見えないから。」


入力すると俺の写真とその横にグラフが書かれていた。


「なんですかこのグラフ?」


「あなたの能力値とステータスよ。」


「能力?」


「そう、さっきも言ったけどあなたは1度死んでるわ。そして意識的にしろ無意識的にしろ『地獄』から帰ってきているの。」


「地獄?ですか。たしかに昔、交通事故で生死をさまよったことがあるって・・・でも、3歳の時ですよ! そんな昔のこと・・・!」


一瞬昔の恐ろしい記憶がよみがえった。


「年齢は関係ないわ。地獄での記憶は生き返るときに無くなるもの。」


「無くなる?」


俺は一瞬と惑ったがさらに話を聞くことにした。


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