プロローグ
皆さんは「タイムマシーン」もしくは「もう一度人生をやり直したい」と思ったことはないだろうか? もしもあの時、こうしていればとかね。どうだろう。一度ぐらいはあるのではないだろうか。 俺にとっての人生の分岐点は多分、あの高校に入学したことだと思う。俺にとってあのでの学校での生活は生涯忘れることは無いだろう。
子供のときからずっと、海が嫌いだった俺にとって磯の香りがするこの町がにがてだった。水に入るのが怖かった。 なぜ怖いのかわからなかった。だがそんな町でも友達ができた。そいつらと小学校に上がり、中学に入った。 そしてみんなの進路が決定していった。 正直みんなと一緒の高校に行く気は無かった。 少しこのマンネリ化した生活に飽きていたのかもしれない。 そして時間はあっとゆうまに過ぎていった。
そんな俺の人生が変わるなんて・・・・今でも信じられい。
いつからだろう・・・俺が「ツッコミ担当」になってしまったのは。
「・・・なんだ、このつまんねー小説。お前こんなのが楽しいの?」
馬鹿にしたような口調で俺が言う。
「じゃあお前はなにが楽しいんだよ!キョウ!」
(楽しい・・・か。)
ふと部屋の隅に置いてある新聞の1面が目に入った。
「高校・・・どこ入るかな。」