底辺×高さ÷2=デコボコな私と彼。
”底辺×高さ÷2=デコボコな私と彼。”
私の彼は、”心底! ダメ男で、ギャンブルで9990万円借金があり
毎日お酒を朝から飲んで仕事も一切せず無職、おまけに女好きな彼に
私は毎日、振り回されている。”
そんな私は、身長が180㎝のデカ女。
私と彼が一緒に歩いていたら? 彼は身長が165㎝ぐらいしかないから、
デカい私が凄く目立つみたいで、通り過ぎていく男性に私は、
”あの女! やたらデカいな、オレならあんなデカい彼女は絶対嫌やー”
って言われたりして私はへ込む。
私は身長は高いけど、心は繊細だから自分の身長に凄くコンプレックス
があって、毎回そう言われるたびに傷つくのだ!
子供の頃から一番後ろで、前を習えをした事がない私。
だから小さい女の子を見ると凄く昔から憧れがあった!
でもそんな私でも彼は”身長なんか関係ない! 俺と付き合ってほしい”
って真剣な顔で私に言ってくれた彼と私は付き合いはじめる。
だけど? 彼と付き合ったら、ギャンブルで作った借金が既に8000万円
もあって、しかも? 仕事にも行かず仕事も探さず、お金を持ったら?
ギャンブルか女の子をナンパして飲みに行くかで、私の財布からも平気で
お金を抜くような男性なんだと付き合って分かった。
それでも私が彼と別れなかったのかは? ”彼は私の事を悪く言った事がなか
ったからだ! 特に身長の事は悪く言うどころか凄く褒めてくれていた。”
『”別にいいじゃん! マヤの身長は長所だよ、身長が高いと普通の人が
取れないところまで手が届くし、何処に居ても直ぐに分かるじゃん!
俺はマヤの身長も含めて大好きなんだ! 今のマヤを俺は愛してる。”』
『・・・あ、ありがとう。』
『これからもずっと俺と一緒に居てほしい!』
『うん!』
彼はどうしようもなく、”クズ男だけど、私は彼を心から愛している。”
彼が作った借金も私がコツコツ働いて、利子だけは返済できていた。
でも? 私が少しづつ貯金していたお金を彼が勝手におろして飲みに
行くお金とナンパした女の子に奢るお金に使われていた。
私は日々、節約してお昼のお弁当は白米と梅干だけの時が殆どで、
喉が渇くと水道水を飲むだけ。
仕事帰りにスーパーで半額になったお弁当や惣菜を買って家に帰る
のだけど、彼が全部食べてしまうのだ!
そんな彼と同棲するようになって冷蔵庫の中はいつも空っぽになった。
それでも私は彼に文句を言った事がない!
私みたいな女の子と付き合ってくれている彼にいつも感謝しているからだ。
『なあ? 明日、友達と飲みに行くから5000円貸してくれないか?』
『えぇ!? ご、5000円? そんなお金ないよ!』
『どうにかならないかな?』
『・・・そ、そんな事言われても、』
『じゃあさー! レ○クかア○フルでお金借りてくれない?』
『えぇ!?』
『マヤだったら? ちゃんと働いてるから40万円ぐらいは借りれると
思うんだよね!』
『・・・そ、そんなに借りても絶対に返せないよ!』
『”大丈夫! 俺が競馬で万馬券当てるから、それで返そう!”』
『そんな夢みたいな事言わないでよ!』
『それかパチンコで勝ってくるわ~!』
『”・・・あ、あのさ、し、仕事しないの? 働く気ない?”』
『はぁ!? し、仕事? 俺に仕事しろって今言ってる?』
『・・・ううん、言ってないけど、もし仕事探してるとかなら私が仕事を
紹介できるしなって思っただけだよ、』
『ああ~仕事は全く俺、する気がないから! もう仕事の話なんか絶対に
俺の前でするな! いいな!』
『・・・あぁ、ううん、』
『仕事の話なんかされたら、俺ムカつくんだよ! 俺もマヤに怒りたくない
から絶対にやめて! 分かるよねマヤなら?』
『・・・勿論! 分かるよ、ごめんね、』
『別にいいよ、今回だけ許してあげるから、お金借りてこようか。』
『・・・ううん、』
・・・私はこうして彼にレ○クで40万円お金を借りて丸々彼に40万円
渡した!
彼はあっという間にお金を使いきり、私に次はア○フルで40万円借りる
ように強要してきた。
私は彼の言う通りにまたお金を借りる。
借金は彼の借金だけじゃなく、私も借金が膨れ上がる!
”私が借りたお金は彼に全額渡した。”
私の借金はあちこちから借りて既に300万円になっていた。
彼は私にお金を返す返すと何度も言うくせに、一度も私にお金を返して
くれた事がない!
それどころか、私の財布からお金があればいくらでも抜いていくのだ!
そのうち、家の家賃も光熱費も払えず滞納してしまう。
『”もうこの部屋も大家さんから出て行ってほしいって言われているの!
お願いだから、少しでもいいから私にお金を返して!”』
『ごめん! 今はないんだ、でも来月ならお金を作れるから、その為の
お金を俺に貸してくれないか?』
『・・・そ、そんなお金ないよ、』
『”また銀行から借りればいいじゃないか!”』
『もう無理よ、借りれる所は全部借りたでしょ!』
『”じゃあ、風俗で働いてみないか?”』
『えぇ!?』
『直ぐにお金を作れるからさ、別に割り切ればいい話じゃないか、
そんな事で俺はマヤを嫌いになったりしないよ! 俺を信じて働い
てくれないか。』
『・・・・・・』
『”頼む、マヤ!”』
『・・・わ、分かったわ、働けばいいんでしょ、』
『あぁ、ありがとうマヤ!』
『・・・・・・』
私は彼の言う通り、”風俗で働き始めた!”
働いたお金はまたもや全部! ”彼に渡した。”
でも、もう私も限界を迎えていた。
”それに彼に私への愛がないとハッキリと気づいた瞬間でもあった!”
彼が別の女性と○○ホテルに入って行くのを目の前で私は見て
しまったからだ!
私が稼いだお金で彼は他の女性と一緒に○○ホテルに......。
私は一体、何の為に働いてお金を稼いでいるのか?
”彼の遊びの為のお金に全て使われているんだと思った瞬間、完全に私は
目が冷めてしまった!”
・・・それから私は彼に別れ話を切り出し、私の借金は自分で返すから、
もう私と別れてほしいと言うと?
彼は怒り交じりで猛反対した!
”俺だけがマヤを愛してるんだぞ! なんで別れなきゃなんないんだ!” と。
それでも私が彼と別れたい、風俗も辞めたいと言うと、、、?
彼はとうとう私に怒鳴り始めた!
”風俗で働かないと俺のお金が作れないだろうが、辞めるなんて絶対に言うな!”
いつも上から目線で、私に強気な態度で言う彼に私は心底疲れた。
だから、”私と今別れてくれないなら? 弁護士を雇って貴方の借金のお金も
私が少しつづ返していたのだから全部貴方からどんな事があっても回収すると
言ったら、彼はあっけなく私と別れてくれたわ。”
”私と彼の関係あって、一体なんだったのだろう?”
ただのお金の繋がりだけで、それ以上は何の繋がりもなかった。
【底辺×高さ÷2=デコボコな私と彼。】
付き合はじめは、私は彼と絶対に上手くいくと信じていたけど?
もうどうしようもなく追い詰められて私はあっけなく彼と別れた。
残ったのは多額の借金だけ!
私は一銭も使っていないのに、今はその借金を少しづつ返済している。
それでも彼と付き合って時よりマシだと思う!
惨めな生活を送らなくていいからだ、これからは自分の為にお金を使いたい
と今なら心から想えるようにもなったわ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。