それは天井から始まった
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:それは天井から始まった
私は今、恐怖に苛まれている。
「ひっ!ま、また…」
独り暮らしのこの家の2階から、
見知らぬ人の足音が聞こえてくるのだ。
ヒタヒタ…
ドタドタ…
パタンパタン…
ズリズリ…
いろんな聞こえ方があるけど、
誰か居るに違いない!
それが決まって夜中の2時頃だから、
ちょうど寝る時間でもあり、
逃げようにもサッと体を動かせない。
そんな時、
夜中によく起きている友達に
電話することになる。
これが今の私の唯一の心のオアシス。
救いの道だ。
友達「よっほ〜♫起きてるよん♪どしたの?」
初めはこんな風に
悩みを聞いてくれようと
したのだけれど、
それから毎晩のように
電話を掛け続けると、
友達の方でも疑問に思い、
ちょっとおかしいんじゃない…?
うざいなぁ…
こんな感覚になってしまうのか。
当然の事ながらそう思え、
私も心苦しいながら、
それでもやっぱり電話!
友達「どうしたのよぉ?最近、毎晩じゃない」
「ご、ごめんね!でもね、あのね…!」
私の家で起きた事を
そのまま話そうとした時、
決まって声が聞こえにくくなったり、
雑音が入ったりする。
LINE電話なら
こういう事もよくあるのだろうが、
普通に携帯から電話しても同じ。
ビデオ電話しても同じ。
肝心な要件を伝える事が
今まで不思議なくらい、
本当に不思議なくらい出来なかったんだ。
もしかすると友達の方では
私が違った風に見えてたのかもしれない。
「もう寝るよ」
なんて私が言ったような感じで。
だから3日、4日、5日、
そんなことが続いても、
友達の方から
電話を掛けてくれる事はなかった。
その間にも
私のこの家では、
異常現象が起き続けている!
ドタドタドタン!
パタパタパタ…!
ヒタヒタ…ヒタ…
ズリ…ズリズリ…ズリ…
「も…もぉやめてよぉ!!」
本当にノイローゼ気味に
なってしまった私!
この家の2階から…
2階から変な音が聞こえ続ける!
これは足音だ!
誰かが体を引きずるように歩く足音!
誰のモノか全くわからない足音!!
「やめて…やめて…」
昼間は何気なく2階へ上がれていたのに、
夜になると、全く上がれなくなってしまった。
自分の家なのに…自分の家なのに…!
最近ではもう
昼間も2階へ上がるのが怖くなり、
「この家に、絶対何かが棲み付いている…!」
「悪霊が棲み付いてるんだ!!」
「こんなの心霊現象じゃない!」
「どうしたらイイのよこんなのぉ!!」
そんな言葉が体中、
この家中に飛び交うようになってしまった。
(夜)
そして夜。2時頃。
ぶるぶる震えている私に
いつも相談していた
あの友達が電話してくれた。
私はパッと携帯を取り、
耳に当てる!
電話するのも
「心霊現象に遭うから嫌だ!」
とやめていた私は、やっぱり
友達の有難みをこの時知った。
そして私は
心のありったけを持って、
その時の不安・恐怖を解消させようと、
今自分の家で起きている
この目の前の事を
改めてまた友達に話したんだ。
でも、その友達から一言。
「…え?…あんたの家って、平屋でしょ…」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=sw6AsmV4xZc
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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