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桜の上にのぼる月  作者: しいず
月との勉強

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第26話 月の着替え

この作品はpixivとカクヨムに投稿した物です。


3日後、さくらは月の家で勉強をすることになります。

今日も雨であるが、月の家に着くと、雨がやみます。

月の家に上がろうとするも、靴下が濡れており、先ずは脚を拭くことにします。

月ちゃんと勉強することを約束して3日後、月ちゃんの家で勉強をすることとなった。

今日も雨ではあるけど、雨は弱くなり、月ちゃんの家に着く頃にはやんでいた。


「雨がやんだね」


わたしは月ちゃんの家の前で、傘を閉じる。


「そうですね……でも、靴と靴下は濡れています……もっと早くやんで欲しかったです……」


月ちゃんはこう言うけど、自然だからこればかりは仕方がない。


「気持ちはわかるけど、こればかりはどうにもならないよ」


「そうですね……濡れた靴下を脱ぎたいので……入ってください……」


月ちゃんは濡れた靴下を早く脱ぎたいと言って、玄関を開ける。

わたしも靴下が濡れているけど、濡れたまま上がるわけにはいかない。


なのでわたしは月ちゃんに


「濡れた靴下で上がるの気が引けるから、タオルを用意して欲しいかな」


と頼む。


「わかりました……では、玄関で待っていてください……」


月ちゃんは先に上がるけど、わたしは玄関を閉めて待っている。

月ちゃんは奥の部屋へ行くと、タオルを持って再び持ってくる。


「タオルを持ってきました……さくらさんも拭いてください……」


こう言って月ちゃんはわたしにタオルを手渡す。


「ありがとう、月ちゃん」


わたしはタオルを受け取ると、玄関に腰かけて靴下を脱ぐ。

その隣では、月ちゃんも靴下を脱ぐけど、月ちゃんは足の先まで細くて綺麗。


(足の先まで綺麗なんだ……)


わたしはこう思いながら、自分の足を拭く。

月ちゃんと比べたら、太い足ではあるが、決してわたしが太いわけではない。

そう、月ちゃんの足が細いだけ。


 体育の時に比べても、他の子も大体同じ。

中には細い子もいるけど、それは小柄な子で、足も細いというだけ。


 月ちゃんほどじゃないけど、背が高い子も足は月ちゃんほど細い子はいない。

だから、月ちゃんが細いだけ。

わたしはこんなことを1人で考えながら、足を拭くと玄関に上がる。


「おじゃまします。月ちゃん、タオルをありがとう」


わたしは拭いたタオルを、月ちゃんに手渡す。


「わたしは……タオルを洗濯かごに入れてきますので……先に部屋に行っててください……」


月ちゃんはこう言って、再び奥へ行く。

わたしは、自分の鞄と濡れて脱いだ靴下を持って月ちゃんの部屋へと行く。


 月ちゃんの部屋に入るが、綺麗に片付けられてはいる。

ただ、寝る時に脱いだものがベッドの上にある。

陽さんが忙しいって言ってたけど、他は片付いてるから陽さんが片付けたかな。


 でも、脱いだものがそのままなのは珍しい。

制服から部屋着に着替える時は別として、寝る時に着たものをそのままなのは珍しい。


(かわいらしいパジャマだね)


ベッドの上にある脱いだもの、かわいらしいパジャマ。

わたしより大人っぽい月ちゃんが、小学生とはいわないけど、かわいいパジャマを着ている。

そう思うと、わたしはニヤニヤしながら、テーブルに座る。


 わたしはお兄ちゃんのお下がりの、まったくかわいくないスエットを着て寝ている。

だから、月ちゃんがかわいいパジャマを着て、ベッドで寝ぼけている姿を想像すると

ニヤニヤしない方が無理な話でもある。


(わたしとはやっぱり違うな……)


わたしはこう思っていると、部屋の戸が開く。


「おまたせしました……」


月ちゃんが部屋に来ると、戸を閉めながら制服を脱ぎ始める。

月ちゃんが制服を脱ぐのは、もう気にしない。

それに、脱いでもキャミソールを着ているからね。


 脱いだ制服はそのままに、月ちゃんはタンスから部屋着を出す。

長袖のシャツを着ると、今度はリラックスパンツを出して、制服のスカートの下に穿く。

そして、制服のスカートを脱ぐと、先に脱いだ制服と共に、ハンガーにかける。


(月ちゃんもちゃんとハンガーにかけるようになったなぁ)


わたしが月ちゃんを見ながらこう思うけど、ベッドの上にパジャマは気にしないことにする。

わたしは早起きと言っても、時々は遅く起きることはある。

その時は、わたしも布団の上に脱いだままにしてるからね。


 それに、月ちゃんはハンガーにかけるのも、かなり丁寧になった。

出会ったころと比べると、かなりの成長をしているの。

だから、わたしはさらにニヤニヤする。


「さくらさん……どうしたのですか?」


制服を掛けた月ちゃんが、わたしを見て不思議そうにこう聞いて来る。


「月ちゃんが自分で制服をちゃんとハンガーにかけてるなぁって思っただけだよ」


わたしは素直にこう答える。


「わたしも……お姉ちゃんを頼らないように……しています……」


月ちゃんは照れながら、わたしの向かいに座る。

月ちゃんも自分でできるように、努力してるのが伝わってくる。


「そうなんだ」


わたしは月ちゃんの成長を見て、ニコニコする。

でも、月ちゃんは、ベッドの方を見て気にしている。


「ベッドの上のものを気にしてるの?」


わたしがニコニコしながら、意地悪く聞くと


「はい……」


と言って、月ちゃんは頬を赤くして顔を横に向けた。


お読みいただきありがとうございます。


月も自分で身の回りのことができるようになってます。

さくらも嬉しく思うのと、ベッドの上に月が脱いだ脱いだパジャマをみてニヤニヤします、



ツイッター

@shiizu17

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