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桜の上にのぼる月  作者: しいず
さくらの料理

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22/25

第22話 月とさくらの噂

この作品はpixivとカクヨムに投稿した物です。


さくらは月を迎えに行き、学校へ行きます。

1年生の教室で月と別れ、さくらが自分の教室へ行くと

なこるがさくらが月と噂になっていると、さくらに終えしえます。

陽さんの声がすると玄関が開くが、玄関を開けたのは陽さんでなく月ちゃんであった。

いつもは陽さんが玄関を開けて、眠い顔をして月ちゃんが制服姿か、着替えの途中で出てくる。

でも、今日は制服にちゃんと着替えているばかりか、髪も綺麗に整えられている。


「さくらさん……お待ちしていました……」


月ちゃんがこう言うけど、わたしは


「今日は早いんだね」


と少し戸惑い気味に言うけど、月ちゃんもお弁当が楽しみなことを感じてる。


「今日は……いつもより早く起きられました……制服は自分で着替えましたが……髪はお姉ちゃんに手伝ってもらいまし……」


月ちゃんもいつもより早く起きたそうだ。

そして、制服はともかく、髪は手伝ってもらったと言うので、自分でやろうとしたみたい。


「途中まで、月が自分でやってたけど、髪にブラシが引っ掛かってたから、つい手を出しちゃったけどね」


陽さんが笑いながらこう言う。

今日は月ちゃんが途中で面倒になったのでなくて、月ちゃんのやり方が雑だから、陽さんがついやってしまったらしい。


「月ちゃんの髪はとても綺麗ですから、丁寧にやらないとですね。でも、面倒になってやめた訳ではないんですね」


「そうね。わたしも月がやる気になったから、見守ってないとダメと思いつつ、綺麗な髪が傷みそうだったからね」


月ちゃんの髪は綺麗だから、丁寧にやらないとね。

わたしも月ちゃんの髪を整えてあげるけど、艶のあるストレートの綺麗な髪をしている。

ブラシもすっと通るけど、寝ぐせが酷いので、丁寧にやらないとね。


「まだまだ面倒なので……雑にしてしまいます……」


月ちゃんがこう言うけど、やはりまだ面倒らしい。

でも、自分でやる気になったのは、月ちゃんとしては十分な成長だと思う。


「雑でも、自分でやるようになっただけでも十分だよ。だから、今日だけでなく、毎日やるようにしようね」


わたしがこう言うと、月ちゃんはいつものように目線を逸らす。


「月、鞄と朝ごはんがまだでしょ。さくらちゃん、あがって待っててね」


わたしと月ちゃんが話してると、陽さんがこう言う。


「それでは、あがらせてもらいます。おじゃまします」


わたしがあがると、月ちゃんも朝食を食べて、鞄を手にする。


「お姉ちゃん……行ってきます……」


「いってらっしゃい。さくらちゃんもいつも悪いわね。迎えに来るだけでなく、お弁当まで作ってもらって」


月ちゃんが陽さんにもお弁当のことを話してたので、陽さんはわたしにお礼を言う。


「別にいいですよ。月ちゃんは心配ですし、この前ご馳走したコロッケを気に入ってもらいましたから、お弁当ぐらいなんてことないです」


「さくらちゃんもすっかり月に取り込まれたわね。でも、月も変わって来てるから、お互い様ね」


陽さんはニコっと笑うけど、取り込まれたと言えば、確かに取り込まれたかも。

でも、月ちゃんと一緒にいると、心配だけど、それと同時になんか安心する。

月ちゃんもわたしには隠しごとができないと言って、本音を言ってくれている。

そして、月ちゃんもまだまだ面倒くさがっているけど、少しずつ自分で身の回りのことができるようになっている。


「そろそろ時間なので……学校に行きましょう……」


陽さんと話していたら、月ちゃんがわたしの制服の袖を引っ張る。


「そうだね、そろそろ行かないと遅刻するかな。陽さん、行ってきます」


「いってらっしゃい、2人共気をつけてね」


「はい」


「はい……」


わたしと月ちゃんは、緑に染まった桜並木を通り学校へ向かう。

通学中、月ちゃんにお弁当の話をしたけど、お弁当は昼休みにわたしが月ちゃんの教室に持って行くことになった。

わたしとしては、お弁当を月ちゃんに渡してもよかった。


でも、月ちゃんは


「お昼前に食べてしまいそうなので……お昼にさくらさんが持ってきてください……」


と言って受け取らなかったけど、気持ちはわかる。

きっとわたしも月ちゃんが作ったお弁当受け取ったら、その場で食べちゃいそう。

ただ、月ちゃんは料理は全くだし、面倒くさがりの月ちゃんに工程の多い料理はハードルが高そう。

でも、この前は月ちゃんなり手伝ってくれたから、がんばってはいるかな。


「お昼にまた来てください……」


学校につくと、月ちゃんのクラスの前で別れる。

わたしの下駄箱と、月ちゃんの下駄箱は離れてるけど、月ちゃんもわたしもお互いを待っている。

そして、わたしのクラスへの通り道である、月ちゃんの教室まで一緒に行くのがすっかり日課となった。


「うん、またくるね」


月ちゃんが席に着くのを見届けると、わたしは自分の教室へと向かう。


 教室について席に座ると、なこるがわたしの元にやってくる。


「おはよう、さくら。月ちゃんとすっかり仲良くなったね」


なこるはこう言うが、月ちゃんとのことはなこるにも話してるので知ってはいる。

ただ、なこるの口ぶりだと、実際に見たような感じがする。


「なこる、おはよう。仲良くはなったけど、まるで見ていたようだね」


わたしがこう言うと


「さくらと月ちゃんの様子を直接見たわけじゃないけど、部活の1年生の間で2年生と月ちゃんが付き合っているって噂が出てるよ」


となこるが答える。

付き合っている意味がどういう意味かだけど、付き合っていることは間違っていない。


「どういう意味の付き合っているかわからないけど、友人として一緒にいるって意味なら間違っていないかな」


「そういう意味でなくて、恋愛的な意味で噂になってるよ」


なこるはわたしと月ちゃんが、恋愛的な意味で噂になっていると言う。


(そんな噂があるんだ……)


わたしはこう思うけど、毎日一緒に登校して、下校も一緒。

月ちゃんとはたまに手をつないだり、月ちゃんがわたしと離れないようにとべったりしてることがある。

だから、そんな噂がたったかも。


「きっと、いつも登校も下校も一緒だからだよ。月ちゃんとは仲がいいけど、

お姉ちゃんっ子の月ちゃんに、わたしがお姉ちゃんムーブをしてるだけだから」


わたしはなこるにこう言う。


「そうだよね。月ちゃんは何度か見てるけど、すらっとして艶のあるロングヘアで顔も綺麗だけど……変わってるからね」


なこるはちょっと言い淀んだけど、かなり言葉を選んだかな。

でも、変わってるのは間違いないけどね。


「月ちゃんは家族のお姉ちゃんに甘えてるし、すごく面倒くさがりで変わってるよ」


「やっぱりそうなんだ。月ちゃんが甘えん坊だったら、さくらがお姉ちゃんムーブしてるのもわかるかなって、チャイムが鳴ったか」


なこるはチャイムが鳴ると、手を振って自分の席に戻る。

わたしも手を振り返して、笑っている。

でも、心臓の鼓動はとても早くなっていた。


お読みいただきありがとうございます。


月も自分で身の回りのことができはじめていますが、陽は手つきを見て、ついつい手が出てしまいます。

それでも、以前と比べればかなり月は成長してはいます。


なこるは、部活の1年生が月とさくらが噂になっていることを教えます。

月は身長が高く、綺麗な黑髪ロング、綺麗な子なので目立ちます。

さらに性格もあるので、入学して2か月ぐらいで、2年生のさくらと一緒にいたら

恋愛云々かんけないかく、噂にはなると思います。



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@shiizu17

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