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地味に転生できました♪  作者: きゃる
第2章 私の人生地味じゃない!
59/107

番外編:もしも主要キャラがヤンデレなら

120万PV達成記念*\(^o^)/*

読んで下さる皆様のおかげです。


イメージがかなり崩れると思うので、嫌いな方は飛ばして下さい。R15かも。

 ボンヤリしていた景色が、少しハッキリしてきた


 あれ?私、何でまた<人魚>の衣装着てるんだろ?胸の部分がもうキツイし、セクシー系は恥ずかしいし嫌なんだけどなぁ。


 でも、いつの間にか隣に来ていたリオン様が肩に手を回し、耳元でセクシーボイスで囁く。少し癖のある金髪が頬にあたってくすぐったい。


「アレク、すごく良く似合っているよ。何も着て無くても僕は構わないけどね。」


 何ですと〜〜!!!

 まさかのセクハラ発言!

 思わず顔がゆでダコ状態に。

 こんなの王子様じゃない!

 でも、腰に直接響く甘い声と笑うと輝く碧の瞳は彼のもの。まさか、レイモンド様が乗り移ったんじゃあ?


「どうしたの?アレクは僕のことが嫌い?」

 そう言うと、幼なじみは整った美貌を歪めて少し悲しそうな顔をした。


 そんな顔しないで。すごくレアだし、すごい破壊力ですから、それ。

 ああ、もう、何を言っても許しちゃう。


「そう?じゃあ、このまま僕のものにしてしまおうか。」


 あなたどーして私の心の声が聞こえたの?

 私、声に出してましたっけ?


 気づけば何と祭壇の前。確かにこのドレス、婚礼衣装としてもいけそうだけど、一足飛びにそれはないでしょう。第一、未来の王太子妃、いずれは王妃が私なんかでいいの?


「もう、離さないよ。」

 そう言うと、いつの間にか正装したリオン様が、嬉しそうに私をキツく抱き締めた。


 あー、やっとわかりました。

 これは夢ですね?

 リオネル様の横に立ちたいという、この国の少女達の願望を一身に背負って、私が見事夢の中で代表の座を射止めたわけですね?




「ちょーっと待った!!」


 あれ、レオン。いつ近衛騎士に昇格してたの?っていうか、今、警護中では?持ち場を離れちゃダメじゃない。


「アリィは俺のだから、勝手に側を離れたらダメだって言っただろう?それとも、わざと言うことを聞かずにお仕置きされたいの?」


 そう言うと私の顎を持ち上げ、サラサラの金髪を傾けて、深い青い瞳で問いかけるように私の瞳を間近で見つめる。


 またボフンと顔が赤くなる。

 いや、ちょっと変な風に聞こえちゃって恥ずかしかったけど、お仕置きってまさかデコピンじゃないでしょうね?あれ、地味に痛いから嫌なんですけど。

 というより、あなた確か好きな子いましたよね?その娘に悪いし、姉弟でそのノリは止めましょうよ。


 でも、レオンは気にせずそのまま私の腰に両手を回すと、頭頂部にキスを落とした。


 何じゃそりゃ〜〜!!!




 夢とはいえ(もう確定!)、イケメンに次々と精神的攻撃(ダメージ)を受け、いたたまれない私に助け舟を出してくれたのはお兄様。


「アリィこちらにおいで。私と逃げよう。」

 手を繋いで廊下を走る。


 ハイ、お兄様………あれ、お義兄様?

 ここって元の私の部屋に戻っただけなんですけど。


「大丈夫。誰も入れないようにしておいたから。可愛いお前は私のためだけに鳴けばいい。」


 赤くなるのを通り越して、今度は青くなった。見れば、いつの間にか部屋が金色の鳥籠に変わっている。


 私の肩を掴むと、義兄はアイスブルーの瞳を細めて凄絶な美貌でニッコリ笑った。

「いつまでもここでずっと一緒にいよう。」


 ギャ〜〜!!!

 それだけは嫌ーーー。

 ヴォルフのファンクラブ会員様ならいざ知らず、私には荷が重すぎる。



 こんなの、お兄様じゃないよー。

 誰か助けて〜〜。




「私を呼んだ?可愛い人。」


 もう、この際誰だっていいや。兄に勝てるのはこの人ぐらいしか思いつかないし。

 ねえ、助けて。ここから出して、お願い。


「そうだね。淑女(レディ)の頼みは断れないしね。」


 レイモンド様はそう言うと、碧の瞳を優しげに細め、安心して、というように私に微笑みかけた。

 さすがは、王弟様。もうすぐ私の上司になる人は、人間ができている。


 と、思ったのも束の間、


 腰に下げていた剣をスーっと引き抜き、こちらに構えてニイっと笑う。


 え?何、何?その笑いは構えは何?私、丸腰ですけれど。その剣じゃあこの鳥籠は切れませんよね?


「大丈夫。死んでしまえばここから出られるし。そうすれば、君は永遠に私のものだよ?」


 ギャ〜〜!!!怖い怖い怖い怖い、ナニソレ、怖すぎる〜〜!!!冷や汗を大量にかきながら、ガクガク震える。まだ死にたくないーーーー。




 そう思って、焦ってガバッと跳ね起きた。


 ハアァ、やっぱり夢だった。夢で良かったぁ。汗びっしょりだし、本当に心臓がいくつあっても足りない。起きた今でもバクバクと鼓動が激しく音を立てている。



 今日から初めて仕事に行くから、昨晩は緊張してなかなか寝付けなかった。もの凄く怖い夢まで見てしまった。

 どんな顔して会えばいいんだろう?まさか夢で見た全員に会わないわよね?会ってもマトモな顔をする自信が無い。


 外もだんだん白んできたし、またあんな夢を見るかと思うとこれ以上は怖くて眠れない。

 現実では平穏に過ごせますように。願わくば、出勤初日にいきなりヘマをしませんように…。

甘めにしたかったのに、まさかのホラー回になってしまいました。f^_^;

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