春待つ人へ
無理して ひとりじめにしないでいいよ。
同じ艶のご飯を食べて感動を分けあえばいいよ。
あれもこれもと欲張ったところで
君の心は満たされない。
胸いっぱいでおかわりも要らないほどの
思い出を作りあげていけばいいよ。
無理して 孤独を愛さなくていいよ。
時間が忘れさせてくれるのを信じればいいよ。
期待通りの今日にならなくて
枕が涙に濡れてしまったなら
無邪気に笑えたあの日々を思い出そう。
もう君は立ち止まっていられないはずさ。
そう。 あの冬の日。
あなたがいたから頑張れた。
あなたが生きてくれていたから 私は頑張れたから。