これが寝耳に水、からの出稼ぎってやつですよ。
現実は私には甘くなく、私ごときにはPC作れるほどの知識、才覚はなく、ついでに開発研究のための資金だってない。
長い人生PCなしで生きなきゃならんのだな・・・。とあきらめていたころに寝耳に水な話が飛び込んできたのだ。
それが第三王子が魔道ぴーしー開発計画を発表したという話である。
めぼしい新商品はないかと定期的に回ってくる商人のオッチャンが、王都で聞いてきた話をしてくれたのだ。
難しい話は割愛して、要約すると魔法で魔道ネット回線作って遠く離れたところとも情報のやり取りすることが可能になる画期的魔道具類開発計画らしい。ネット回線を作る魔道具とそれを常に作動させることができるよう自然界を漂う魔素という魔力のもとみたいなものを魔力に変換し取り込む装置とともに各地に設置し、その魔道ネット回線を介して情報をやり取りする魔道ぴーしーを繋げる。これで魔道ぴーしーさえあれば今以上に国中、世界中での情報のやり取りや、共有が可能になる。画像、映像などの情報をやり取りすることも可能になるので国家間、あるいは国の役所間のやり取りがいろいろと楽になる。魔道電話で話をして、詳細書いた紙は後日郵送、なんてしなくても画像を送るだけでよくなったり、こんなことがあったと話さなくても映像を見せれば済むようになるし、情報の正確性も上がる。これは金さえあれば商人だって利用可能になる。その上、各役所に共用魔道ぴーしーを設置することで民衆も正しい情報を手に入れることができるようになるそうだ。今までは国からの正式発表は掲示板が各地の役人によって建てられ、あとの情報は噂でしか知りえなかったのが、魔道ぴーしーによりさまざまな正確な情報がネット上で知らされることになるそうだ。
この魔道具の研究と設置のためかなりの資金が必要らしく王子は計画を発表し、資金提供を募ったらしい。
これを聞いた私は、この計画により魔道ピーシーが開発された時のために購入資金をためなければ!と思った。
役所に共用魔道ぴーしーが一個は置かれるらしいが、そんなものでは私が自由に使えない!
個人用が欲しいんだ!と私は頭のいい幼馴染(♂)を引きずって村を出た。
道中幼馴染にPCの素晴らしさ、個人用の必要性を熱く語ったら奴もPCの魅力に取り憑かれたようだった。私たちは固く手を握り合った。
必ずや個人用PCを手に入れよう!と。
近くの街につくととりあえず住み込みの働き口で働きだした。
だが、それではなかなかお金がたまらず、さらに効率の良い金稼ぎのためその貯金を切り崩して店を出した。それがカフェだった。
経営と接客は幼馴染(♂)に任せ、私は前世知識と根性でお菓子類とお茶を店に出せるまでに昇華した。前回働いていたのが菓子屋でよかった。ケーキやクッキー、スコーンやジャムなど以外に大福、羊羹、饅頭、団子、あんみつとこの世界では変り種な菓子を混ぜてやったぜ。おかげでお菓子の種類の多さとお茶(紅茶にハーブティはもちろん、わがまま言って農家に緑茶まで作らせた。)の多さ、この店でしか食べれない変なお菓子が話題になり繁盛した。茶農家の娘を仲間に加えお茶の種類も充実し、幼馴染(♂)に誑かされた街一番の美少女が看板娘になり大繁盛した。
持つべきものはハーレム男な幼馴染(♂)だな。




