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お出かけ

ご主人様には理解していただけないようですが、街の中は危険に満ちあふれてるのです。


私が、

私が純真なご主人様をお守りしなければ、、、、欲望まみれの視線で『私の』ご主人様を汚すなんて、許しがたい事なんですから。




「いらっしゃい!ぽーしょん屋の旦那、注文は何にする?」


「今日も適当にオススメをお願いします」




ご主人様が外出の時に良く利用するというだけの事、

ただそれだけのことなのにかんちがいおんながごしゅじんさまにこえをかけたりなどゆる




「ミウちゃんお腹すいたよね?僕もペコペコだよ、ここの串焼きは塩加減が良いよね!」


「そうですか?私はご主人様のお料理の方が美味しいですよ」



いつもの特等席『ご主人様の膝の上』に座らせていただき、周囲に警戒と威圧の視線を走らせます。

幸い、おんなどもはいそがしそうにさかばをあるきまわりごしゅじんさまにものほしげなしせんをむけるよゆうはなさそうですが、、、




「みんなミウちゃんを見てるよね!こんなに可愛い子がいたらみんな見ちゃうよね!」




ご主人様が嬉しそうに耳元で囁きます、集まる視線の多くは高価な服と、垢抜けた、まさにしく『垢』抜けた私たちをうらやましく見てるのでしょう。

もしくは影で『魔人』と呼ばれているご主人様の事を観察しているのでしょう。

私を見てる男たちは、春をひさぐ女のように露出した手足と短いスカート、その中身を想像してるだけ。

残念ながらスカートがめくれてもご主人様のお好きな『ぱんつ』をはいているのでまんこは見えませんよ、おあいにくさま。

いえ、ご主人様のお好きな『ぱんつ』を他人に見せるなどもったいないですね、動作には気をつけるようにしましょう。




「ご主人様、あーんして下さい。」


「あーん。、、、バカップルみたいで楽しいよね、次はミウちゃんだから、あーん♪」




楽しいご主人様との『あーん』の時間ですが、気を抜いてはいけません。

外出中は特に!いつご主人様の身を狙う輩が現れるかわかりませんから。




「あっご主人様、頬っぺたにごはんつぶが!」


ぺたっ。


そう言って、素早く皿の上のキャベツの切れ端をご主人様の頬っぺたにくっつけます。


「今すぐ取りますからじっとしていて下さないね」


ぱくっ、ちゅっ!

ぺろっ、ぺろぺろっ。


ご主人様の頬っぺたに無理矢理付けたキャベツを口で取り、周囲に見せ付ける様に『まーきんぐ』を施します。


「ミウちゃんっ、あ、ありがとね、たまにミウちゃんは面白いよね」




ご主人様に褒めていただきましたので、家に帰ったら『えっち』の時間が楽しみです。

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