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ご主人様怒る

めんどくせえ。


強盗の報告があって呼びだされたら、賄賂もよこしてこない男と、女、転がる3つの死体。



「夜中にいきなり入って来て金を出せって、それでナイフで刺してきたんです」



おどおどした男が説明する、

護民官事務所にあった資料では男の方はこの家の主で、女は奴隷だと記録されていた。



「刺された?特に怪我もしてないし、アンタが殺したんだろ?なんか揉め事でも起こしてさあ、死なせたから強盗だって言い張ってるんじゃないのかあ!」



「ご主人様は嘘なんて言ってません!」



奴隷女がうるせぇなあ。

こっちは今から金をいくら搾り取れるか交渉しなくちゃいけないんだから黙ってろって!



「うるせえ!」



しかし、身体はともかく肌の白さが、、、美味そうだな。



「おい、この奴隷に話があるからお前は別の部屋に行ってろ」



ちょっと味見でもするか、こんな役得がないとやってらんねーぜ。



「おい、何突っ立ってるんだあっちに行けって言ってるだろ!」


「何で行かないと行けないんですか?」


「ちっ、馬鹿か!ちょいとこの奴隷女使わせろって言ってるんだよ!」


奴隷女のくせにえらく綺麗な肌だ、良い匂いもしやがる


「あん?何睨んでんだ。喧嘩売ってるのか?」


「なんで、あなたは護民官じゃないのか?」


「護民官だよ。お前、護民官に逆らったらどうなるかわかってるか?」


「どうなる?」


「善良な街人を3人も殺したって事になる。わかったらこの部屋を出て自分の命の値段にいくら払うか考えるんだな!」


「わかった。良くわかったよ。」






ご主人様が怒ってます、間違いありません。


「あなたには、これを」


ご主人様が護民官に握りしめた右手をそっと差し出します。

光り輝く右手を。



「『限りない恐怖を』!」





やってしまったよ!

あの後、スミスさんのツテを頼って相談しに行ったら、あっさりと解決しましたけどね。



家に来た護民官は精神崩壊状態ですが自業自得って、それ以上にオイラの機嫌を損ねたって事で処罰されるらしいです。



オイラの売るポーションが貴重だから、お偉いさんに恩を売られたって感じ。




「ミウちゃん、僕の事怖い?」

「怖くないです。ご主人様は優しいです私を守ってくれました。あの3人からもかばってくれました」




ミウたんが強盗を殴ろうとして刺されそうになった時、盾になってかばいました。

頑張りましたよ!

怖かったし、刺さった所は痛いし、、、

でもね、痛くてうずくまってると、あいつらミウたんにまだ手を出そうってするんだよ。



「お前ら『死ねばいいのに!』って、、、死の呪文だね。3人も殺して、刺されても怪我してないし、また一人ぶっ壊したりして、、、気持ち悪いって思うよね、こんな人を簡単に」


「人は簡単に死にます。簡単に壊れます、こんなふうに」



ミウたんが右腕を差し出します。



「ご主人様は、『私の』ご主人様です。それだけで良いんです」



オイラは甘ったれだよな。

しかもミウたんになぐさめられて癒された!

頑張ろっ!

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