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MURDER OF  作者: 和菓子
4/30

 私はEYESというバイオ系の小説と同時進行でやってます。

 是非ともEYESのほうも読んで下さい。

 「こりゃ洪水になるな。」竜兵は呟いた。この言葉は決して冗談ではない。

 五月蠅い雨音を立てる豪雨は留まることを知らない。むしろ勢いが増していっている。

 まるでラジオのノイズだ。 

 ザザザザザザザザザザザザザザ。

 帰りはずぶ濡れだな…入っている洋式トイレの個室は昼だというのに暗かった。厚い雲が日光を遮っているのだ。

 「雨宿りしねぇ?これは酷ぇ。」田口がまたも口元を尖らせた。煙草の吸いがらが便器に張った水の上で浮かんでいる。

 「そうだな。俺の自慢の赤髪がずぶ濡れになっちゃしょうがねぇ。」と修一。また長髪をいじりだす。

 すると、滅多に口を開かないデブの松崎がクク…、と修一を見てほくそ笑んだ。「おめぇはハイジか…?ぶふっ、」

 「あ…?テメ殺すぞ。」途端に修一が松崎の顔をのぞき込んだ。

 「あー。止めてくれ。」俺は2人を制止するために互いの頭を掴んで距離を離した。こんなに狭い室内で殴り合ったら巻き込まれ必至だ。


 その時だった。

 「君達、そこで何をしてるんだ?早く出てきなさい。」突如、個室のドアがノックされた。

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