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MURDER OF  作者: 和菓子
3/30

 放課後。4人で近くにある公園、椿公園へ寄った。南高から徒歩10分だ。

 何故寄ったか。

 椿公園の中には入って右側に寂れた便所がある。そこで煙草を吸うためだ。ここなら、頻繁に煙草の吸いがらが落ちているからその場に捨てても何ら問題ない。

 今日の椿公園はいつにも増して閑散としていた。公園のシンボル、恐竜のジャングルジムには、落書きだらけの尻尾のところに新しい落書きがまた追加されていた。

 下劣極まりない単語の羅列文だった。

 気づいて上を見上げると、厚い雲が空を覆っていた。

 「ちゃっちゃと吸おうぜ。雨が降りそうだ。」竜平はそう言ってトイレに入ると、他の3人もトイレの方へ向かった。

 中は狭く、汚らしいものだったが、2つの便器の個室があった。4人は向かって奥の方の個室に入り、煙草を吸い始めた。

 そうしてちょうど雨が降り始めた。

 豪雨だった。

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