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1話で
豪雨の海岸線のところを豪雨の公園に訂正しました。
すみませんでした。
俺は今日、朝の9時に、通っている高校、南高へ登校した。
校門をくぐり、1ーB教室の中に入ると、クラスの目が一斉に俺の方へ移った。好奇の目だった。
うぜぇ。珍しく来たからって調子こくな。見せ物じゃねぇ。睨みつけると、群衆はそっぽを向いた。
そんな中、俺は机に足を放り出して座っていると、
「おい、竜ちゃん。」声がした。見ると、金沢修一が教卓の上に座って赤の長髪をくるくるといじっていた。「んなとこ座っとらずにこっち来いや。」
俺は仕方なくそっちへ行くと、田口俊、松崎直人の姿もあった。
「夏休みどうだった?」田口が傷だらけの唇を尖らせて聞いてきた。
「ああ、修一と一緒に他校潰し回った。中等教育学校も何故か来たけど、弱くて傑作。」4人は汚い笑い声を上げた。
「そういや、お前の煙草って何だっけ?」
「セブンスター。親父が趣味変えやがった。」
そんな話を5分程。
すると突然、修一が俺に対して前傾姿勢になって話しかけてきた。
「なぁ、レインコート野郎の話って知ってるか?」




