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「西のほうにはあの思い出が、ほのかに、健やかに、寝息を立てて、いまでも夢を見ているというので」

思い出の中で、彼は言うのだった。
「そこには、呪文が刻まれているんだ。魚たちだけが読むことのできる呪文が」
無邪気な声で、言うのだった。

思い出の中で、彼は言うのだった。
「その奥には、精霊が眠っているんだ。この森の守り神だよ」
無邪気な声で、言うのだった。

そして彼と離れてから長い年月がたち、また再び、彼と再会することになる。
無邪気だった彼は、いまも無邪気で、彼の周りの風景も、思い出のままだった。
でも、誰も思い出のなかには帰れないんだ。

振り返れば、そこでは、新しい物語が始まっていたのだから。
序章/東レンツァ鉄道
2010/05/05 19:18
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