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2025/08/29[夜空、惑星]

 夜空を眺めていると、もう人間なんて滅亡しているのではないかという気持ちになる。

夏の夜は年々蒸し暑くなっているけれど、夜空は変わらず、星が瞬く。

いつか人類は火星に行くのかなあ。この惑星を捨ててどこかに移住するのだろうか?

 そうしたらきっとノアの方舟のようにひとつがいの生き物だけが乗せられて行くのだろう。きっと僕はこの滅びを待つ星でぼんやりと終わりが来るのを待つのだ。

 夜空を見ていると、そんな途方もないことばかりを考えてしまう。

この滅びかけた星の、年々熱くなるこの国の、熱帯夜の街の、小さなアパートのベランダの片隅で、コーヒーを飲みながら、そんなことをふと思ったのだ。

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