表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時空超越ストライカーズ!~A Football Tale in Great Britain~  作者: 雪銀かいと@「演/媛もたけなわ!」コミックシーモア等で連載中
第四章 Repatriation

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/90

15話

       15


 ヴィクターは落ちるボールを足で去なした。3タッチ目で右方の4番へと転がす。

 前進しながらあちこちに声を張り上げる。ヴィクターの指揮に従って、ウェブスターのメンバーはシステマティックに動き始めた。

 パスを受けた4番は、すぐさま右斜め前の7番に回した。機敏な方向転換の後、ヴィクターが、「来い!」と叫んだ。スピードは桐畑よりわずかに遅いが、動作にはキレがあった。

 ヴィクターにボールが出た。中を向いて止めたヴィクターは、ぐるんと左に視線を遣った。だがフェイント。首の向きは変えないまま、走り込む7番へと右回転のパスを供給する。

 グラウンダーのボールに7番は滑り込み、中へとクロスを上げる。オフサイドぎりぎりの絶妙なコンビネーションだった。

 飛び出したキーパーが、両の拳で弾いた。ボールを収めた3番は前へと蹴ろうとするが、敵に阻まれてラインを割った。

(男子ドイツ代表を彷彿とさせる、磨き抜かれた組織力だよね。私たちみたいに、未来からタイム・スリップしてきたのかもって疑っちゃうぐらいだよ。ヴィクターって、味方の能力を深く把握してる。運動能力も低くはないしさ。

 ほんと、最後の最後で難敵に当たったもんだよね。でも諦めてなんかいられない。桐畑君のためにも、ホワイトフォードのみんなのためにも)

 決意を再確認した遥香は、パスを受けられる位置に着くべく引き始めた。胸に静かに滾る闘志は、中学時代の全日本ユースにも劣らないものだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ