表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ぼくの詩集

システム

作者: 桜井あんじ

システム

システム

システムだ


つまりは ただの システムだ


ぼくらは けっきょく

システムだ

チクタク チクタク 予定調和

ほらほら

ただの システムだ!


虫はシステムだ

おいっちに さんし おいっちに さんし

ほら 見ろ

こういう システムだ!


花はシステムだ

良い香り 鮮やかな色彩で心さそう

しかし しょせんは

そういう システムだ!


やっぱり 世界は

システムだ

ぼくは腹を立てている

神もやっぱり システムだ

理由ありきの

システムだ!


ほら!

あなたのそれも あれも これも

つまりはそういうシステムだ!

ぼくのこの怒りでさえ

そういう システムなのだ!

全ての部品はシステムに従って動き

ぼく を形成する

ぼく も システムに従って動き

さらに大きなシステムの一部になる

さらに大きなシステムは 

さらにもっと大きな システムの一部分


ぼくの心

ぼくの想い

ぼくのこだわり

ぼくの意地

ぼくの愛

ぼくの存在

ぼくの苦悩

けっきょく つまりは

システムなのです

ただの

もっと大きな なにかのための

システム


そして

悪いことには

ぼくは そのシステムが

なんのためのものなのか さえ


知らないのです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] システムの言葉が 面白い感じで表現できてていいですね! [一言] 人ってわりと機械みたいに動いたりすること ありますからね(笑)
2017/06/20 06:36 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ