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56.乱心

 

 ユニヴァース魔法学園にはたくさんの校舎がある。基本的にはレンガが積み上げられたものがほとんどであったが、幾つかは石を積み上げたものや木製のものもあった。


 そんな数ある建物群のうちの一つ、校庭グランドの近くに、なんの変哲もないレンガ造りの建物があった。

 様々な実験用の器具が豊富に格納されており、主に2回生以上の生徒が化学的な実験を行うことが多かったため、この建物は生徒たちから『実験棟』と呼ばれていた。





 ボウイとナスリーンが”激闘”を繰り広げているころ、その『実験棟』に向かって駆け足で走る人物がいた。


 はぁ…はぁ…


 息を切らせながら、紅茶色の髪の毛を揺らして『実験棟』へと向かっていたのは、ジャージ姿のエリスであった。

 なぜエリスが、一回生には縁のない『実験棟』へと向かっていたのか。その理由は、彼女の目的地…『実験棟』の裏手の、外からは死角となる部分にあった。


 その場に待ち受けていたのは、二人の人物。どうやらエリスは、この二人の人物に会いに来たようだ。


「…ティーナ!」

「…エリス、大丈夫だったかい?」


 荒い息を吐きながら駆けつけたエリスに優しげな声をかけたのは、仮面をつけた少女…【鉄仮面】ティーナだった。

 どうやらエリスは、ティーナと顔見知りのようであった。エリスの嬉しそうな表情、それとティーナの口調から察することができる。

 さらにティーナの横には、一回生の制服に身を包んだ、スラリとした体格の黒髪の女性がピンとした姿勢で立っていた。ただ顔は、口元を黒いマスクで覆っているため、素顔がハッキリとは分からない。



 エリスが息を整えるのを待って、ティーナはなにかを彼女に問いかけた。それに対して、真剣な表情で頷きながら、なにかを答えるエリス。顔をマスクで覆った黒髪の女性は、油断のない仕草で周りを警戒しているようだった。



 なぜ、エリスはここに来たのか。

 どうしてティーナとエリスは知り合いなのか。

 この、黒髪の少女は誰なのか。

 そして…彼女たちはなにを話しているのか。



 答えが出るのは、もう少し先のこととなる。










 ------------------------











 慌てた様子で戻ってきた講師フローレスさんが、異様な雰囲気になっていた生徒たちにカツを飛ばして、一気に事態は収束していった。結局そのまま、『運動』の必須授業は終了となってしまったんだ。


 なんでも天使クラスの力を持つ講師に召集がかかってしまい、この場を仕切れる先生を確保することが出来なくなってしまったのだそうだ。詳しいことは教えてもらえなかったけど、なんでも霊山ウララヌスのほうで『魔獣』の姿が確認されたらしい。

 天使クラスの講師たちはそちらの対応をする必要があるみたいなんで、まぁこの結果は仕方ないだろう。ただ、暴走したナスリーンに対する事情聴取とかも後回しになってしまって、なんとなくウヤムヤのままお開きになってしまったのが、イマイチ腑に落ちなかった。







 着替えのために戻ってきた”スターリィに用意された更衣室”で、俺はなんとも複雑な想いを抱えたまま服を着替えていた。


 気になるのはナスリーンのことだ。彼女のあの態度、鬼のような瞳、そして…ご乱心とも言えるあの行動。

 確かに彼女は、もともと空気の読めない子ではあった。でも、あそこまで暴走するほどの子には思えなかったんだ。もっとも、俺の”人を見る目”なんて、まったく当てにならないんだけどさ。



「どうしたんですの?なんだか元気ありませんわね?」


 着替えている途中だからだろうか、衝立ついたての向こうから顔だけ出したスターリィが、俺のことを気遣って声をかけてくれた。スターリィのこういうところって、ほんと素敵なポイントだよな。


「うーん、なんとなく納得いかなくてね」

「納得…ですか?」


 少し悩んだものの、俺はスターリィに自分が腑に落ちない点について話してみることにした。一人で抱え込んでるより、良いアイディアが貰えるかもしれないしね。


 俺は言葉を選びながら、自分が感じていた違和感を説明した。

 ナスリーンと既知であること。彼女はこれまでも不用意な発言は多かったけど、そこまで悪いやつには感じていなかったこと。先ほどの異様な形相。そして…それらを見る限り、彼女になんらかの異変が生じているのではないかと感じてることを。



 衝立の向こうから顔だけ出して俺の話を真剣に聞いてくれたスターリィが、一区切りついたところである興味深い意見を教えてくれた。


「…状況だけお聞きすると、【悪魔憑き】に似てますね」

「【悪魔憑き】?」


 スターリィはコクコクと頷くと、俺に【悪魔憑き】のことを教えてくれた。




「【悪魔憑き】というのは、天使が堕ちて悪魔になるときのことを指します。別名【堕落】とも言いますけど、現象は同じです。

 様々な要因によって心が私利私欲に染められてしまった天使は、ある分水嶺を境に天使の翼が“黒く染まり“ます。文献で読んだそのときの状況に、すごく似ているように感じるのです」


 悪魔に…堕ちる。それはひどく不吉な言葉だった。

 でも、と思う。ナスリーンの翼は、あのときまだ白かった。それであれば、たとえその【悪魔憑き】であったとしても、彼女のはまだ完全には堕ちていないのではないか。


 その疑問に、スターリィは首を縦に振って頷いた。


「そうですわね。ですから…ナスリーンさんのことはこれからも注意して……」


 ガタンッ。


 スターリィに言われたことを脳内で反芻していると、ふいになにやら鈍い音が俺の耳に飛び込んできた。

 慌てて意識を引き戻して音のした方に視線を向ける。すると俺の視界に、衝立ついたての向こうで着替えながら俺の話を聞いていたはずのスターリィが、床に崩れ落ちている姿が飛び込んできた。


「なっ!?スターリィ!?」


 慌てて近寄ろうとすると、今度は俺の視界がグラリと揺れるのを感じる。堪え切れなくなって、スターリィのすぐそばに近寄ったまま俺も座り込んでしまった。

 …なんだこれは?めまい?なんで急に…


「アキ、気をつけてください!なにか…空気中に【魔法毒】のようなものが流れています!【魔法障壁】を強化してください!」


 まだ着替え途中のため、スカートにブラのみというあられもない姿のままのスターリィが、苦しげに呻きながら、必死にそれだけを伝えてきた。

 残念だがスターリィの素敵な姿をじっくりと拝んでいる暇はない。俺はスターリィの助言に従って、すぐに魔力を全身に張り巡らせて【魔法障壁】を張る。その様子を見て安堵したのか、スターリィがフッと意識を失ってしまった。



 まずい…スターリィが昏睡してしまったぞ。俺は言うことを聞かない全身にカツを入れるため、パンッと自分の両頬を叩いた。

 よし、なんとか身体は動きそうだ。目に毒すぎるから、自分の上着を脱いでスターリィにかける。んー、残念だが今はそれどころではない。



 それにしても…なんだこの”状態異常”は。全身にまったく力が入らない。気が抜くと意識を持っていかれそうだ。毒だとしても、いつ仕掛けられたのかまったく気づかなかった…

 あと少しスターリィが俺に教えてくれるのが遅かったら、俺も彼女と同様に昏睡していたかもしれない。それくらい相当ヤバい状況だったと言えた。


 でも、昏睡しなかったからといって状況が改善したわけではない。そもそも、なぜ今俺たちがこんな状況に陥ってしまったのか、さっぱり分からないのだ。

 正直、今の俺では通常の半分も力を出せない。しかも…まるで身体を徐々に蝕んでいくかのように、少しずつ身体が重くなっていくのを感じる。


 あまり時間の余裕は無さそうだった。一刻も早く原因を究明して、この状態を解決しなければ。

 焦る気持ちはあるものの、仕掛けてきた相手のことが何もわからない以上、意識を失って無防備なスターリィをここに置いていくわけにはいかない。もしも”敵”の狙いがスターリィだったら…



 その瞬間、俺の脳裏にものすごく嫌な考えが浮かんできた。


 敵の狙い…そいつが一体何なのか。もし俺たちじゃなく、ミア姫あたりが狙いだとしたら…その可能性は十分あり得ると言えた。



 くそっ、こんなところでぶっ倒れている場合じゃないな。


 俺は歯をくいしばると、重い身体の底から気力を振り絞って、スターリィを抱えたままこの部屋を後にしたのだった。









 取り急ぎ俺が向かったのは、他の生徒たちも着替えているはずの更衣室だった。

 …それにしても俺は、しみじみ『からめ手』に弱いな。前の”毒使い”のときも俺一人だと打つ手が思い浮かばなかったし。

 さっきカノープスに「アキは人類では最強の部類に入る」とか言われて調子に乗っていたけど、とたんにこのザマだ。ゾルバルやレイダーさんみたいな超一流の戦士だったら、こんな無様は晒さないだろう。


 悔しさに唇を噛み締めながら、スターリィを抱えた俺は更衣室のドアを開けた。

 最大限警戒しながら入室した俺の目に飛び込んできたのは……驚愕の光景だった。





 部屋中に立ち込める、薄いピンク色のモヤ。倒れ込んでいる、着替え途中の女生徒たち。

 異様な状況を察した俺は、慌てて口元を塞ぐと同時に、魔力の膜をさらに厚くして怪しい魔力の侵入を防いだ。続けてすぐに物陰に隠れると、室内の状況を”魔眼”を発動させて観察する。


 …どうやら、この部屋で着替えていた他の女生徒たちは、この”ピンク色のモヤ”のせいで昏倒してしまったようだ。みな、あられもない姿で倒れ込んでいる。


 なんなんだ、この状況は!

 それに…どうなってやがる!?


 下着姿のまま倒れている大量の女生徒の姿に、男の頃の俺だったら、もしかしたら興奮したかもしれない。でも今の俺は残念ながらなんの反応しない。むしろ、この異常な状況に対する警戒度が最高潮に達する。

 誰だ?誰がこんなことをしやがったんだ?







「今、ドアが開く気配がせーへんかった?誰か入ってきたんか?」


 突如耳に飛び込んでくる、鋭い声。

 同時に、俺の疑問に対する”答え”が、ゆっくりと姿を現した。



 薄いピンク色のモヤを全身から吹き出しながら現れたのは……少し暗い色に陰ってしまった”天使の翼”を背中に携えた、ピンク色の髪の毛の少女。

 そう、現れたのは『西の麒麟児』ナスリーンだったのだ。



「誰かしらへんけど、さっきの模擬戦みたいに油断や手加減はせぇへんで。見てみぃ、この状況を。これぜーんぶウチがやったんやで?ウチがちょっと本気出したらこのザマや!あはははっ」




 あのバカが犯人かっ!

 俺は思わず心の中でナスリーンに罵声を浴びせた。

 まさか…ここまでアホなことをするとは思ってなかった。苛立ちから、無意識にギリッと唇を噛む。


 天使の翼を具現化させながら”ピンク色の煙”を発している、ということは、おそらくこれは彼女ナスリーン固有能力アビリティ…『天使の歌』なのだろう。それであれば、簡単には解除できないかもしれない。

 どうするか?【魔纏演武まとうえんぶ】でも発動させて、瞬殺するか?そんな物騒なことが一瞬脳裏をよぎったものの、すぐに冷静さを取り戻す。


 待て待て。ナスリーンをどうにかしたとして、スターリィたちが回復するという保証があるのか?最悪ナスリーンを倒しても、スターリィたちを昏倒させている能力が解除されないどころか悪化する可能性もある。



「どうしたん?もしかしてもうウチの魔法…【桃色吐息ピンキーシャワー】が効いて昏倒したんか?すごいやろ、ウチの『天使の歌』は」


 そう口にするナスリーンの瞳は、まるでなにも写していないかのように虚ろだった。その目を見て、ふいに嫌な予感がよぎる。

 ナスリーンは、誰かに操られているのではないか。あるいは、洗脳されているか。

 もしその予想が当たっているのであれば、ナスリーンは…



 いずれにせよ、ナスリーンが発露している能力…【桃色吐息ピンキーシャワー】の正体がハッキリしない以上、不用意な行動は慎むべきだ。それが…俺が今下した判断だった。

 それもあって、俺はギリギリのところで実力行使を踏みとどまった。


 クソッ…相手の能力を知る手段は無いのか?





 ん?相手の能力を知る手段?


 そのとき、俺の脳裏に一つの解決策が閃いた。

 それは…以前一度だけ発言させた【真能力マギナスキル】のこと。【龍魔眼ドラゴヴィジョン】というあの能力は、壮絶なまでの消耗と引き換えに、欲する情報を得ることが出来た。

 であれば、この能力さえ使えれば…ナスリーンの能力の謎は解けるかもしれないのだ。


 だが、今のこの状況で使用するのは自殺行為に等しかった。

 なにせ今の俺は、ナスリーンの固有魔法【桃色吐息ピンキーシャワー】のせいで全身がかなり蝕まれていた。健康な状態でさえ体が拒絶するような能力を発動させたら、たぶん俺は使いものにならなくなるだろう。いくら相手の能力が判明しても、そのあと使い物にならなけりゃ意味がない。


 どうするか…やっぱり一か八か、ナスリーンを仕留めてみるか。いやダメだ、そんなギャンブルみたいな手は簡単には使えない。

 そもそもナスリーンは操られているの可能性がある。そんな子を仕留めるなんて、簡単には判断できない。


 クソッ!他に手は無いのか?


 俺は苛立ちから、無意識のうちに爪を噛んでいた。








「さぁ、どこに隠れとるん?ウチはもう分かってるんやで、あんたの正体を」


 侵入者を探すナスリーンが、巧妙に隠れた俺たちを見つけられずにいるうちに、なにやら妙なことを口にし始めた。

 正体?正体ってなんのことだ?なにを指しているんだ?

 あるいは…別の誰かと勘違いしてるんだろうか。スターリィやミア姫、あるいは…他の別の誰かと?


「あんたの正体…あんたが『鍵』の持ち主なんやろ?さぁ、すぐ出てきてウチら・・・に『鍵』を捧げるんや!今なら優しくするで?」


 鍵?なんのことだ?

 全く心当たりがないから、あいつがなにを言っているのか…何の鍵を探しているのか、サッパリ分からない。


 その前に、ナスリーンの言い方がひどく引っかかった。ウチ、じゃなくてウチら・・・と口にしたのだ。暗にそれは、ナスリーンに…他に味方がいるってことを指し示していた。


 ナスリーンの味方。真っ先に浮かんだのは、ルームメイトのリグレットだ。

 だけど、どうやらそれは違うようだ。なぜなら、ナスリーンの足元に…他の生徒たちと同様に昏倒したリグレットの姿が確認できたから。


 それでは、ナスリーンの仲間とは……


「ここにおる子らは全員確認したんやけど、だーれも『鍵』を持っとらへんかった。やっぱり持ってるとしたら、この部屋にいないメンバーやと思っとったんよ?」


 ナスリーンの呟きで気になったのは、ミア姫とエリスの状況だ。たしかミア姫は、スターリィと同様に個室を与えられていたから、この場には居ないはずだ。

 でもエリスは居るかもしれない。クソッ、無事でいてくれよ…



「さぁ、早く出てきぃや。もし出てこんのやったら…」


 しゅぅぅん、という音とともに、光り輝く矢がナスリーンの周りに出現していく。あれは…さっきボウイとの模擬戦で見せた【魔法の矢マジックアロー】の魔法だ!

 しかも、さっきは10本だったのに、今は3〜40本は具現化している。それらの矢は、明らかにバラバラの方向を向いていた。

 …こいつ、何をやる気だ?


「この【魔法の矢マジックアロー】を、無差別に他の生徒たちにブチかますで?それでもええんか?」



 その言葉に、俺は全身の血の気がサーッと引いていくのを感じた。






 マズい。そんなことをされたら、いくら俺でも全部の矢を一瞬で落とすことなんて出来ない。そうすれば、他の生徒に被害が出てしまう。

 それにしても…こんな非人道的な行いをするなんて、とてもではないが正気とは思えない。


 これはもう、一刻の猶予も無いな。未だにナスリーンが操られているのかどうかも、『ピンク色のモヤ』…【桃色吐息ピンキーシャワー】の正体も分かっていないけど、このままだと矢を発射されるのを待つだけだ。


 こうなれば…少し距離はあるけど、一か八かで突入して一撃で仕留めるしかない。

 手加減は一切できないだろう。そもそも毒の影響で鈍ってる上に、もし仕留め損なえば、【魔法の矢】を他の生徒に発射されてしまうのだから。そんな事態だけは…絶対に避けなければならない。


 一方、ナスリーンは…おそらくまともではない。どういう理由かはわからないが、完全に正気を失っている。

 本来であれば捕まえて、あらゆる手段を使って正気を取り戻させたいんだが…どうやらそんな余裕は許されないようだ。


 …クソッ。クソッ。

 出来れば、ナスリーンを無傷で抑えたかったんだが…それはもはや叶いそうもない。



 俺はまた、誰かの命を奪わなければいけないのか。

 また…あんな想いを抱かなければならないのか。

 だけど、このままではもっと悲惨な状況になってしまう。

 そうなるくらいなら……




 俺は”最低の覚悟”を決めて、グッと拳を握りしめた。








 だが、俺が歯をくいしばって、今にもナスリーンに襲いかかろうとした…そのとき。


 俺の握りしめた拳を、ふいに…優しくて暖かい”なにか”が包み込んだんだ。









 一瞬、俺の拳に触れたものが何なのか理解出来なかった。でもすぐに、俺の右手を覆っているものが…”誰かの手”であることに気づく。



「アキ様、大丈夫でございます。ここは拙者どもにお任せください」


 続けて耳元で聞こえてきたのは、聞き覚えのない…凛とした女性の声。


「へっ?」


 慌てて横に視線を向けると、そこに居たのは…魔法学園の制服に身を包んで、口元を漆黒のマスクで覆った、黒い髪と透き通るような白い肌の女性。もちろん、初めて見る人だ。


 その…見たことも無い女性が、優しげな眼差しを向けながら、そっと俺の右拳を両手で包み込んでこう言ったんだ。


「心配ございません。拙者はアキ様とスターリィ様をお守りするために参上つかまつりました」






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