【番外編】古代遺跡の探索(ミア編)
後編のミア編となります!
(といいつつ、途中からカレン視点に戻りますが…)
あたしの名前はミア。
本当はフルネームだとミリディアーナなんちゃらってちょっと長いんだけど、世間一般的には『ハインツのミア姫』として知られている。
もっとも、それ以前にあたしは…違う名前で呼ばれることに慣れすぎちゃってたんだけどね。
…“カレン“っていう双子の弟の名で呼ばれることに、ね。
最近あたしはご機嫌ナナメだ。
なぜなら…双子の弟であるカレンが、すっかり“男“に目覚めてしまったからだ。
あたしたち双子は、幼いころからよく逆に間違われていた。
周りの多くの人たちは…元気いっぱいなあたしのことを「カレン王子」と呼んで、大人しくて引っ込み思案の弟のことを「ミア姫」だと勘違いしてたんだ。
まぁ仕方ないよね、あたしはその誤認識を受け入れちゃってたわけだし。実際あたしもそのほうが自由に行動できて楽だったし、たぶんずっと病弱だった弟はなんて呼ばれても気にしなさそうだったからさ?本音のところはわかんないけど。
ところが…半ば女装がライフワークみたいになっていたカレンが、なんとこの前の激しい戦いの中で髪の毛をバッサリ切ってしまったのだ。
それだけじゃない、ヴァーミリアンのかけた”女の子らしい格好を強いられる魔法”まで解除してしまったのだ。
その結果、カレンはずいぶんと男らしくなってしまい、もう「ミア姫」として行動してくれなくなった。
完全に…元の「カレン王子」に戻っちゃったんだ。
あーあ、これまでは戸惑いながらも女装するカレンの顔を見るのが本当に面白かったのになぁ…
しかも最近では、あいつは言うに事欠いて「姉さまは最近ヴァーミリアンに似てきたね」などと言い出す始末。
あたしがあんな人格破綻者と似るもんですか!まったく、失礼にも程があるってなもんだ。
そんなわけで、数年ぶりの女の格好を強制されることになったあたしだけど…これがまぁまたほんっとに窮屈だった。
動きにくい!ヒラヒラ!かっこよくない!イケてない!
だいたい女物の服ってのは、見るのが楽しいんであって着るのは楽しくないんだよねぇ。今度ハインツに戻ったらデザイナーのサファナにお願いしてあたし向きのイケてる洋服を作ってもらわないとなぁ。でも今は無理だよなぁ…
久しぶりに帰ってきた『ミア姫』としての日々は、あたしにとって本当に窮屈で退屈だった。
慣れない女物の服に加え、勝手に男らしくなって悟った風な表情を浮かべるカレンを見ていて、あたしはずいぶんと不機嫌になっていった。
なんであたしだけがこんな目に合わなきゃいけないの?
むかつく…誰か発散させてくれないかな、このあたしの溢れ出る苛立ちを。
そう思っていた矢先に、ふと窓の外の霊山ウララヌスに視線を向けたあたしは…山の中腹に見える古代遺跡が目に入った。
ずっと以前から存在は確認されていたものの、ほとんど中を探索したものがいない超文明ラーム時代の遺跡。
あぁ、こんなにも乙女心をくすぐる存在がすぐ近くにあるじゃないか!
「古代遺跡にいこう!」
あたしが声をあげると、部屋にいたカレンとエリスが微妙な顔をした。
ったく、チャレンジ精神のないやつらだな。古代遺跡って聞いてふつう血沸き肉踊らないのかな?
仕方ないので無理やり引っ張っていくような形で、あたしたちは霊山ウララヌスの古代遺跡を目指すことにしたんだ。
霊山ウララヌスへ登ろうと学園を出ようとしたところで、ブリガディアのレドリック王太子に見つかって一緒に行くことになってしまった。
たぶんカレンのやつが断るだろうなーと思ってたら、意外にも彼に籠絡されてしまっていた。どうせ弟のことだから、「カレン王子」って呼ばれるのが嬉しくて舞い上がってオッケーしてしまったんだろう。ほんっとあいつチョロいよなぁ。
でも、カレンとレドリック王太子のエリスをめぐるバトルは面白そうで一見の価値ありそうだし、まぁいいかな。
そもそもカレンのやつ、エリスがレドリック王太子の異母姉だってこと知らないみたいみたいなんだよねぇ。エリスのこと好きなくせに、そういうところは観察眼が抜けてるんだよなぁあいつ。
あたしだって直接本人からそう聞いたわけじゃないんだけど、レドリック王太子とエリスの様子見てたら二人の関係が普通じゃないってのはわかるってもんじゃない?そこから推察していって…しかも二人揃って珍しい『紅茶色の髪の色』。そこまでくれば簡単に察しがつくってもんよねぇ?
もっともあたしは、ずいぶん前からエリスの出自について知っていた。あたしたちの家庭教師をするくらいだからふつうの出自じゃないと思ったあたしは、ハインツ公王を締め上げて…ほーら、簡単にゲロ吐いた。
どこかの貴族の末裔とかそんなのだとは薄々思ってたんだけど、まさかブリガディアの王太子の異母姉だとは思わなかったなぁ。
とはいえ、いくら離れて育った異母姉弟であったとしても…あたしの目から見たらレドリック王太子のエリスへの執着は変わってる。
知らない人が見たらぜったい惚れてるって思うような態度だよね?どうやったらあんなシスコンが出来上がるんだか。
うちのカレンなんか、口やかましくてあたしに対するリスペクトの欠片すら感じられないっていうのにさ。あいつにレドリックの爪の垢でも煎じて飲ませたいよ。
霊山ウララヌスの古代遺跡に向かう道中、退屈しのぎにあたしはレドリック王太子に話しかけた。
「ねぇねぇ、なんでレドリック王太子はただの庶民であるエリスのことをそんなに気をかけてるの?」
さりげなく放った爆弾は、効果的に爆発したみたいだった。ものすごく慌てた表情を浮かべながら必死に言い訳を考えているレドリック王太子の態度に思わずほくそ笑んでしまう。
あー、なんかこいつも面白いな。カレン並みにからかい甲斐がありそうだ。
「え、え?いや、その…だって…女性を大切にするのはあたりまえだよね?それが王族だろうが庶民だろうが関係ないと思うんだ」
「ふーん、素晴らしいご高説だね。だけど…一応言わせてもらうとあたしも女なんですけど?」
「あっ…」
あたしの鋭い指摘に、彼は一瞬だけ「しまった」といった感じの表情を浮かべたあと、顔を真っ青にしてブルブル震えはじめた。
まったく、あたしのことを多少なりともフォローしていてそう言うならわかるんだけど、完全にあたしのことほったらかしにした挙句にこのセリフだからねぇ?マヌケというか、ワキが甘いというか…
だけどレドリック王太子はすぐに己を取り戻すと、改めてこう言い訳してきたんだ。
「あ、いえ…そうではなくて…貴女はすでに『天使』として覚醒されてますが、エリスはただの平凡な女性なのです。ですから…それをフォローするのは私たちの責務であると…」
あ、こいつエリスが天使だってこと知らないんだ。エリスのことをただの平凡な女の子だと何一つ疑ってないって感じだね。
…こいつ、もしエリスがすでに天使で、しかも『超越者』で『複数覚醒者』だって知ったらどんな反応するのかな?
…ぷぷぷ、想像するだけでおっかしいわ。
あーあ、こりゃ面白い。
そんなことを考えていて、あたしは思わずニヤけてしまった。
何も知らない人たちを、すべてを知るあたしが手玉にとるのはなんと楽しいことか。
あたしは久しく忘れていた高揚する気持ちを、このちょっとマヌケな王太子のおかげで取り戻したんだ。
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古代遺跡に辿り着いてからも、あたしの胸のワクワクは止まらなかった。
エリスを甲斐甲斐しく世話するレドリック王太子と、戸惑いながらも受け入れているエリス。そんな二人をモヤモヤしながら眺めるカレン。
…あぁ、なんて面白いんだろう。
あたしは久しぶりに楽しい気分になっていたんだ。
だからだろうか、遺跡がすでに探索済みだと知らされても、さほど残念ではなかった。
なにせ『レドリック』という名の新しいおもちゃを見つけたんだから…くくく。
古代遺跡探索の休憩時間、今度はエリスがカレンの横に座った。
それをショックを受けた仔犬のような表情で眺めるレドリック王太子。そんな三人の様子を、あたしはニマニマしながら眺めていた。
いやー、たまらんわー。
それにしてもエリスも罪作りだよねぇ?男二人を手玉にとって弄ぶなんて…といっても、一人はシスコンで一人は女装大好きっ子なんだけどね、ぷぷぷ。
なーんてことを思ってたら、カレンが急に立ち上がって「魔力のゆらぎを感じる」なんて言い出した。そう言われてみて感知を強化してみると、確かに遺跡のどこかから漏れ出る魔力の欠片みたいなものを感じる。
…それにしてもカレンのやつ、『超越者』になってからなーんか妙に色々と鋭くなってんのよね。可愛いお人形さんみたいだったあいつも、こうやって大人になっていくのかな?
魔力のゆらぎにはエリスも気づいたみたいだけど、レドリック王太子は気づいてないみたいだった。たぶん『超越者』クラスでないと気づけないほど繊細な魔力のゆらぎなんだろうね。
彼は気づけないことをすごく残念がってたけど、エリスに慰められてすぐに満更でもない表情を浮かべてた。それを忌々しそうに睨みつける弟。
…ほんっと何なんだろうか、こいつらは。
お母様のいたずらの影響で魔力感知が得意になってしまったカレンの先導で、あたしたちは古代遺跡の中にある10メートル四方くらいの大きさの部屋に辿り着いた。
天井が崩れ落ちて青空が見えるその部屋には、朽ち果てたテーブルだけが置かれていて、一見すると他に怪しい部分はなにもない。だけどカレンが魔力を込めた手で床に触れると、床全体に魔法陣みたいなのが浮き上がってきた。
床に現れたのは…扉?どうやら地下へと続く通路みたい。
「これは…超文明魔法装置だよ」
レドリック王太子が呟いたその言葉に、あたしは聞き覚えがあった。たしか超文明時代に存在していた魔法装置のことだ。
うちの家にも超文明魔法装置は存在してる。
ヴァーミリアンが持っていた魔導人形がそうだ。
超文明魔法装置が生きているということは…ここには誰にも手のつけられていないお宝が眠ってるってことね!
あたしは一気にテンションが上がってくるのを感じた。
「すごいじゃん!これ、前人未踏破の隠し部屋じゃない?早く行こうよ!お宝があるかもよ!?」
いてもたってもいられずに床に生えてきた扉に手をかけようとするあたしの手を、カレンが慌てて止めにきた。
「待ってよ姉さま!危ないよ、何かワナがあるかもしれないし…」
「…まぁそうね。確かにワナとかあるかも。そしたら慎重に開けて…」
あたしたちがそんな会話をしていると…
突然、床に現れた扉がバタンッという激しい音とともに一気に開いた。
いきなりの出来事に、あたしは思わずビクッと反応してしまう。
素早く反応したカレンが、警戒心を露わにしながら慌ててエリスの前に立った。
ちょっとちょっと、あたしは放ったらかし?そう思ってたらレドリック王太子が剣を抜いてあたしの前に立ってくれた。
へー、こいつなかなかやるじゃん。さすがは優等生!いよっ!次期生徒会長候補筆頭!カッコいいねぇ!
だけど…冷静でいられたのはそれまでだった。
床の扉の中からは…なんだか鳥肌が立つぐらい凄まじい魔力が溢れ出てくる。とてもではないが、まともな人間の魔力量ではない。
これは…正直ちょっとヤバいかもしれない。あたしたち『超越者』にも匹敵…ううん、超えるかもしれない物凄い魔力量。
他の三人もそのことが分かってるみたいだった。慌ててカレンが天使化して警戒心を最大値まで高めている。
…カツン…カツン。
開いた扉の奥から聞こえてくるのは、ゆっくりと階段を上がってくる音。さらには…扉から溢れ出てくるものすごい量の赤色の魔力。
赤色の魔力というのは、これまでほとんど見たことがなかった。いったい…中から何が出てくるっていうの?
ずいっ。
ついに…赤い魔力を放つ存在が、姿を現した。
扉からひょいっと顔を出してきたのは…
赤いマスクを被って、全身に赤いタイツみたいなのを着て、さらに赤いマントを羽織った…女性らしき人物だった。
はぁ?
全身タイツの女?なんなのこの変態は。
無言のまま向き合う、あたしたち四人と赤いマスクの人物。互いの間に行き交う、緊張した空気。
最初に口火を切ったのは…赤いマスク&全身赤タイツの女のほうだった。
「…あれ?カレンにミア、それに…エリスやレドリック王太子まで?こんなところで何やってんの?」
はぁ?
こいつ、あたしたちのことを知ってる?
しかも聞き覚えのあるこの声は…
「えっ?もしかして…アキ?」
「え?あ、うん。そうだけど…」
カレンの確認に頷きながら、赤いマスクのタイツ女が…なんだか少し情けない声を出しながら赤いマスクに手をかける。
スポッと外れたマスクから零れ落ちてきたのは、特徴的な白と黒のストライプ柄の長い髪の毛。
そう、赤いマスク&全身赤タイツで赤いマントを靡かせるこの変態の正体は…アキだったんだ。
---《再びカレン視点》---
なんとも複雑な気持ちのカレンの前に座っているのは、つい先日人間を卒業されたばかりの“魂の盟友“アキ。
一応魔神を1日で卒業したとはいえ、とんでもない魔力を全身から滲み出させていたんだ。
「いやー、まさかこんなところで会うとは思わなかったよ」
アキが笑いながらエリスの淹れた紅茶を飲んでいる。今はもうあの…変態じみたピッチピチの赤タイツは脱いで、普通のTシャツと短パンを着てあぐらをかいている。
…正直驚いたのはこっちの方だよ。すごい魔力を放つ変態さんが急に扉から現れたら、誰だってびっくりするよね?しかも、まさかそれが知り合いだなんて…ねぇ?
なんでもアキの話によると、かなり早い段階からこの古代遺跡に目をつけていて、霧が晴れたあとからすぐに一人でここの調査をしてたんだそうな。
元々は別の入り口を見つけて探検してたんだけど、たまたま見つけた出口から出てみたら、ぼくたちが居たあの部屋に繋がっていたんだとか。
んー、なんというかすごいタイミングで現れたもんだよね。
ちなみに遺跡探索の方は…残念なことに今日で地下に隠された空間の調査もあらかた終わっちゃったみたい。ちょっぴり探検してしてみたかったから残念だよなぁ。
「ちょっとアキさぁ、なんでこんな面白そうな探検にあたしたちを誘わなかったのさ?」
横でミアがぶーぶー文句を言いながらアキを責めている。
「え?だってみんな病み上がりだったし…キツいかなぁって思ってさ」
「そもそもアキだって病み上がりみたいなものでしょ!」
アキの返答に、今度はエリスが血相を変えて怒っていた。そういえばアキはあの最終決戦で体の再構築をやっていたんだっけ?それは心配性のエリスが怒るわけだよ。
とはいえ、責められてばかりだと可哀想だから、ぼくは“盟友“に助け舟を出すことにしたんだ。
「…それはそうと、なんでアキはあんなへんちくりんな格好をしてたの?」
「へ、へんちくりん…。あ、あれはねぇ、実は…私の新しい『天使の器』の固有能力なんだ。その名もズバリ【勇者戦隊変身】」
アキが苦笑いしながら指にはめた赤い指輪を見せてくれた。
なんでもアキが新しく手に入れたこのオーブの能力は、全身赤タイツに赤いマスクの正義の味方 《オーブマン》に変身するってものなのだとか…
「お、オーブマン?」
「う、うん…。五人組の正義の味方、らしいよ。ちなみに設定上は、私は炎の勇者 《オーブレッド》ってキャラになっている。…って、ちょっとカレン、そんな顔で見ないでくれよ」
「いや、だって…アキにそんな趣味があったなんて…」
「だーかーら、違うってば!これはサト…この『天使の器』の固有能力なんだよ!
この《オーブレッド》に変身することでな、筋力は5倍以上、魔力は10倍以上に跳ね上がって、しかも空を飛べるようになるんだ」
は?5倍?10倍?空を飛ぶ?
なんなのそのトンデモナイ能力は…
「そ、それはすごいね。で、その能力のデメリットは?」
「あぁ、見ての通り“正義のヒーロー《オーブレッド》“に無理やり変身させられることさ。ちなみに言いたくないけど変身するには変なポーズを取る必要があるし、おまけに変な決め台詞を言ったら必殺技も出せるんだぜ?」
「…必殺技?」
「…そう。炎を司るオーブレッドだと、目から灼熱のレッドビームが出る」
言いながらアキはガックリと項垂れた。
あー、それは酷い。ぼくなら絶対に欲しくない能力だ。
そもそもあの全身赤タイツの格好を強制させられるだけでもペナルティだってのに、さらに変なポーズや掛け声なんて…
なんて恐ろしい能力なんだ、【勇者戦隊変身】。
…もしかしたら誰にも声をかけずにアキが一人で古代遺跡を探索してたのは、あの姿を見られたくなかったからかもしれないなぁ。その気持ちはわかるよ、ほんと。
「…ちなみに、あと四人仲間にすることができるんだけど…カレンもなる?今なら《オーブシルバー》とか《オーブブルー》とか選び放題だよ?」
「…絶対にお断りします」
いくら“魂の盟友“とはいえ、あの格好はお断りだ。全身タイツなんて、ぶっちゃけ女装より耐えがたいよ。
ぼくがつれなくそう言うと、アキは「だよねー」って言いながら大きなため息をついて、虚ろな目でブツブツと独り言をつぶやいていたんだ。
「くそっ、サトシのやつめ…とんでもない置き土産をしていきやがって…こんなの拷問だろう…」
…可哀想なアキ。
さて、古代遺跡の探索はアキとの予期せぬ合流で終わっちゃったんだけど、後日…ぼくたちは恐ろしい事実を知ることになる。
アキはこの古代遺跡の探索で隠された3つの『天使の器』を発見してるんだけど、なんと…そのうち2つの『天使の器』にアキが選ばれたんだ。
しかもそれだけじゃない。学園に保管されていた『天使の器』のうち3つもアキを選んだ。
そう…アキはあっという間に《複数覚醒者》になっちゃったんだ。しかも…6つも!
アキの快進撃はそれで止まらない。どうやら《複数覚醒》は6つで打ち止めってわけじゃないみたいなんだ。
アキ曰く、「なんか体質変わってから妙に『天使の器』に選ばれるようになっちまったんだ」とのこと。
魔神を経て、正義のヒーローになったアキ。
はてさて、今後いったい幾つの『天使の器』に覚醒していくことになるのやら…
…さて、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、カレン(とミアとエリス)は前作『ぼくはお姫様じゃないっ!』の主要登場人物たちです。
もし興味が湧いて頂いたら読んでいただけると幸いです(≧∇≦)