~ずっと片思い~
片思いって、本当につらいよね。
言葉にできない・・・
そんな思いを小説に書きました。
これはハッピーエンドかバッドエンドかはまだわかりません。
水花が両想いになれますように・・・
中学1年の入学式。
周りの友達は皆、「かっこいい人居るかな」「いい人居るかな」なんて言ってる。
私は・・・私は、そんな事、絶対に言えない。
本堂水花12歳。
中1にして、本当の愛しさを知っている。
小1の時、恋をした。そのときから今まで、ずっと同じ人に恋をしている。
ずーっと、「片思い」をしている。
好きすぎて、好きすぎて、どうしようもなくたまらない気持ちを知ってしまった。
最高に大好きな人と出逢ってしまった。
今、私が好きな人よりいい人なんて絶対に、居ない。
あの人以外、絶対に、好きになんてなれるはずがない。
「いぇーーーい。大樹、入学式だから写真撮ろうぜ☆ミ」
声の方を振り向くと・・・佐藤優翔が居た。
世界で、誰よりも大好きな人。
「ゆう・・・と・・・」呼んでしまった。
しかし、聞こえるはずがない。聞こえないように言ったのだから。
小1の時からずっと、この想いを隠して生きてきた。
友達は「告っちゃいなよ、勇気が無いの?」なんていうけど、
告白なんて、できるはずがない。絶対に、彼は私の事なんて好きじゃないのだ。
優しい言葉を言ってくれるけど、励ましてくれるけど、笑顔をくれるけど・・・
それは、好きだからしてくれてるんじゃない。誰にでもそんなことするんだ、きっと。
勇気とかそういう問題じゃないのだ。絶対に、優翔のそばに居るのが私なのは、許されない。
ただ、優翔のそばにいられたら、それだけで、幸せなんだ・・・
優翔のただの友達でも、「良いヤツ」だけでも、いいんだ。
恋なんか、しちゃだめだ。報われない恋なのだから。
どうして神様はいじわるなのだろう。
きっと誰よりも優翔の事を思って、愛して、好きでいるのに。
何で、一生優翔の隣に居る事ができないのだろう。
好きで好きで、たまらない。彼の事を考えるだけで、幸せでいっぱいになる。
好きの域を超えて、「愛している」になっている。本当に。
そんなことを、思っていた。
すると、優翔が、「おい水花、お前も一緒に、俺と写真撮るかー!?」なんて言ってくる。
「うん。」
パシャッ写真を撮る。
「水花、中学でもよろしくな!!」
ダメだよ・・・よろしくなんかしちゃいけない。もっと好きになってしまう。告白してしまう。
今の現状に満足できなくなってしまう。そんなの絶対、ダメだ。
私は、優翔と絶交でもした方が良いのかもしれない。優翔に「ブス」でも何でも、傷つく言葉を言ってもらった方が良いかもしれない。本当に、このままじゃ、気持ちがコントロールできなくなってしまう。
好きだからこそ・・・私は、離れなければならない。
その覚悟を、決めようとする、が・・・どこかで、今のままでありたい、という心の声が聞こえる。
中学に入ったら、本当に優翔と離れなければいけない覚悟をしてきたのに・・・
すると、クラス分けの紙が配られた。
何て、何て神様はいじわるなのだろう。
これから、好き過ぎて好き過ぎて仕方がないけど、報われない恋だから諦めようと覚悟を決めていた片思いの相手と、同じクラスにするなんて・・・
片思いの子、頑張れ!!!
初めて恋愛書いてみました。w
どうかな?w
アドバイス、コメント、非常に嬉しいです✿