私を温泉に連れてって(超切実)
燈はゲームに没頭していた
夏休み中ずっと。
トンカツとチキンに
「神様の姿に戻って」
と強制的に戻されて
「宿題やっといて〜」
と、押し入れの中に、5教科分の
宿題を、ほおり投げ
襖が開けられないように固定した。
「「………反抗期?!」」
これから全力でゲームをする。
あのアクションRPG、まだ全クリしてないんだ。
最近、バイトは週一。
ぶっちゃけ、夏はそこまで忙しくない。
特に、「夏祭り」が終わった後は。
ピコピコ カチャカチャ
コントローラーを握りしめて
5.6時間ぐらい没頭した。
途中スマホが、ピロンピロンうるさかったけど
気のせいだってことにした
おかんとおとんは丁度夜まで帰ってこない
兄は、旅行にいってるし
ルンルン♩
鼻歌歌いながら、ゲームしてたら、やべ
間違えて技使っちゃったーーあーー
髪の毛をワシャワシャした
すると手に違和感
あれ?
ここの髪の毛
ない、、、パート2じゃない?
私忘れてた
10円ハゲあった事!!!
オーマイガーー
ゲームもそこでフリーズして
セーブしていないのでやり直しになった。
(今はあの時のこと考えたくないから、ゲームしてたのに…10円ハゲの事も思い出しちゃったじゃない!)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
燈は絶望になり、テーブルに、おでこをつける。
すると、窓を通り抜けするりと、やってきたのは。
【綿菓子わたがし】座敷わらしの、妖怪だった。
綿「あっかりーーお土産持ってきたわよって、きゃあ!!!」
燈の淀んだ空気に、一瞬悲鳴をあげる綿菓子。
その声に反応したのか、動物化して、襖から瞬間移動してきた、三葉と、四葉(トンカツ、チキン)
燈「いやーーー来ないでーーみんなどっかいってーーー」
泣きそうになる、燈。
三「どうした、燈、ほら、このお腹を触れ、癒されるぞ?」
テーブルの上で、子豚がくるんと周る。
四「僕のこのトサカは、触らせない」
っと、四葉が、三葉の影に隠れる。
綿「どうしたのよ、燈って、え?!!」
綿菓子が、燈の頭を撫でようとした、その時に気づいてしまった。
燈「みないでーーーー!!!」
「「「10円ハゲ……」」」
「「「ドンマイ!!」」」
燈「肉ブラザーズ!ハウス!もーーー、温泉おばさんも知らない!!」
肉ブラザーズハウス!っと言いながら
押し入れを指さし、テーブルに頭をつけながら
温泉おばさんと、綿菓子の事を呼んだ。
綿「ふーーん、そんなこと言っていーんだね、あ・か・り?」
ご当地スウェットをチラつかせ、反応を見ようとする綿菓子。
綿「これは、限定物の、スウェットらしいわよーほーら、燈の好きな、お絵描きしてる猫ちゃんよ?かわいーわね??ふふふ 」
うーーーーっと燈は唸っていた。
子豚のお腹も、なでなでしたいし
ニワトリのトサカも触りたい
スウェットも欲しいけど
恥ずかしさでいっぱい。
綿「温泉行きましょう、温泉!ハゲにも効果あるらしいわよ、燈のその10円ハゲは、ストレス性のもの、だから、血行促進して、10円ハゲ治しましょ?」
三「そうだぞ燈、風呂に浸かると芯まで温まる、そうだ、神の国の入口に、妖怪も行ける温泉がある、そこでなら神気を持つ人間も行ける」
その言葉に少し、顔をあげる。
燈「··········渉も行ける??」
四「あの少年も行ける僕も、渉と行きたい」
四葉チキンは、渉に懐いている。
綿「決まりね!みんなで行きましょう?燈、このスウェット着れるわね、ふふ」
燈「ありがとう」
涙を流しながら笑う燈、無理もない
普通の女子高校生が、色んな事に巻き込まれすぎて
大変だったのだ、親にも話せず
初めての悲しみも味わって
それは、10円ハゲが出来ても不思議じゃない。
~ レッツ!!!GO!!
ビバ!!温泉旅行!!!~
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
【渉のじいちゃんから、許可はもらった、今すぐ、異世界的な温泉旅行に、行くからカモン!】
渉は、そのスマホのメッセージを見ると
一瞬、止まったが、嬉しそうに
支度を始めた
(異世界温泉旅行??言ってる意味は、少し分からなないけど、相変わらず水無月は、面白ぇ)
つい笑い声を出す
舞を踊った身体は
筋肉痛になっていたけど
(あちこち湿布だらけ)
「温泉とか何年ぶりだ??」
最近家族で、温泉旅行をしたっけ?
など考えながら
準備した物を入れた、スポーツバックを持って
水無月の家まで、足を運ぶ
燈達は、外で待っていた。
燈は10円ハゲを隠すため、ポニーテール。
トンカツと、チキンは、燈の肩に乗ってたけど
渉を見つけた、チキンは、渉の方へ飛んでいき
肩に乗った
「お!チキン久しぶりだな〜」
トサカを撫でる渉、四葉はここまで、心を開くの珍しい。
綿「初めましてよね?燈の彼氏?」
「「…///違う!ただの友達!」」
綿「そうよね、この子に彼氏なんて、10年早いわよね、ふふふ」
「なんだと?!綿菓子」
ギロリと綿菓子を睨む燈
綿「私は、大妖怪、座敷わらしよ、綿菓子って言うのは燈が勝手に呼んでるだけで、お気になさらず♩よろしくね?」
渉「はい!よろしくお願いします。」
(大妖怪ってなんかスゲー。。)
綿「なんて礼儀正しい子なの、最初に出会った人間が燈だと、調子狂うわね」
三「そうなのだ、分かってくれるか?座敷わらしよ、、、」
綿「分かるわよ·····」
はぁーっと3人はため息ついて
「「「こんな【人間】はいない!!」」」
と言い切って、渉は大爆笑した。
燈は何故か照れていて
もじもじと、そんなこと言われても照れる
と、言わんばかりだった。




