崇め奉りたまえ神社の夏祭り
~夜夏祭り~
この日は観光客はあまりいない
宣伝はしない、この街のお祭りだから
母「燈、着物着る?」
タグ付きの着物を
着て?と、言わんばかりに見せてくる母
燈は若干引き気味だった
毎回毎回これ着て?って言う。
母「今年は、ミコトちゃんとお揃いなのよ♩」
(!!!なんですって、おかん、マジか…)
うちの母ぶっ飛んでるなーって思う反面
ちょっと嬉しいなーって思った燈。
その時丁度「こんばんはー」ってミコトが
玄関を開けてやってきた。
母「みこちゃんいらっしゃい♩」
母は、いつのまにか、みこちゃんって呼ぶようになっていた。
ミコト「お招き頂きありがとうございます♩」
バイト先の目上の人なので
丁寧語を使ってみるミコトだけど
いつも、流れに負けてフレンドリーになってしまう
母に誘導され、2人の着付けを開始!
燈は、アゲハ蝶柄、黒色の浴衣
帯は、薄い青色、アゲハ蝶は、黄色
ミコトは、同じ感じで、アゲハ蝶柄
浴衣は 白色の アゲハ蝶は黒色 帯もくろいろだった。
母「はいできあがり♩」
黒と白の浴衣を着て
鏡の前に立つ2人。
おーーーーっと燈は内心思う
ミコトは声に出して
「綺麗♡綺麗♡」
ってはしゃぐ。
2人は早速夏祭りに出かけた
トンカツとチキンは、ちゃんと、燈の肩の上。
最初はね、目を離すとどこか行って
遊んで帰ってくるから
メインの見どころまで
祭りを楽しむか♩
一方その頃の、三葉と四葉は
ポン!
ポン!
トンカツとチキンは、神様の姿に戻ると
夏祭りを楽しむ事にした。
「兄者、兄者何から食べますか?」
「まぁまて四葉、とりあえず一回りしよう♩」
(兄者浮かれてる♩僕もだけど♩こんな楽しい気持ちは、何百年ぶりだろう)
人間界に来てから
結構楽しいと思う2人の神様。
人には見えない彼らは
人間の声だけを聞いていた
ーママーこれ買ってーーお面ーー!
ーだーめ!!この間おもちゃ買ったばかりでしょー
ーわーーーーん!!ー
ーパパが買ってあげるよー
ーやったぁーーー!!ー
ーママの言うこと聞くんだよ?ーー
ーそこの社長さん!!これ買ってかない?ー
ー安いよーー唐揚げだよーーー
お店の声や、家族の団欒声
街の人の、楽しい雰囲気。
四葉「いい雰囲気ですね兄者」
三葉「ああ、祭りの提灯の燈も輝いておるな、あの不真面目JKの燈とは違って」
四葉「本当ですね、ふふ」
ーーー「ぶうぇっくしょん!!!」ーーー
ミコト「きったなーーい、燈!!」
ほらティッシュ、と、ティッシュを差し出す
ミコト。
燈「thankyou 誰か噂してるな?このあたしの噂を」
ズビーっと鼻を噛む燈ちゃんです笑
その頃の三葉と四葉は
川の傍で、妖怪ファンに囲まれていた
妖怪女1「あの、四葉様、これ、りんご飴です///」
「さっき食べたからいらないー!」
妖怪2「四葉様、これ、私の手紙です」
「字を読みたくないから持って帰ってー」
妖怪3 「あの……四葉様、握手してください」
「なんでさ?汚い手を触りたくない」
「「「きゃーーーーー//////」」」
女妖怪達は、その場にいた10人ほど倒れこんだ
その光景を見ていた三葉
(はて、何故四葉が最近人気者に…)
三葉は、妖怪達からもらった、屋台の食べ物と
お酒を飲みながら、見ていた
イカ焼きと、焼酎、たこ焼きに…色々と…
「人間の食べ物は、実に美味い!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そろそろ【舞まい】
そう、この神社の最大の
神木渉かみきわたるの女装の舞が始まる
燈「あと30分ぐらいだから、1番前までいっとこー」
ミコト「女装するんだよね、燈の友達」
燈「そーそー、楽しみだー」
本殿の近くに
神楽殿かぐらでんと言う所がある
そこで舞うのが
神社の後継の、高校3年生
【神木渉】
本番15分前、周りに人が集まってくる
観光客は極わずかだけど
その中には渉の同級生、親戚
かなり賑わっている
親戚男「今回の舞は見ものだなー」
親戚女「ゴリゴリの女装は痛かったけど、あの母親に似た渉君だもの、綺麗よきっと。」
親戚男「あれはあれで、良かったけどなハハッ」
親戚女「ゴリゴリ女装のゴリオなんて、呼んじゃっていじってたわね」
親戚の人たちが、噂話をしていた
燈はそれを聞いて少しだけ吹いた
この【崇め奉りたまえ神社】の
舞の前も超変わってる。
5分前からカウントダウンの
【除夜の鐘】が鳴るのだ




