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肉ブラザーズの1つ目の封印


~夜 トンカツの部屋にて~


「水面を描け??」

私に命令するなんて、偉そうにとブツブツ言う燈


「綿菓子のヒントは川だったの覚えてるか?」

と、トンカツが燈に問う


「覚えてるけど」


「僕の、コケ語が直るかもしれないコケ」



「今度はチキンのコケ語!?」

はぁーとため息をつく燈。



「つまり、私は何あんた達を元に戻す為に、絵を描き続けろって意味なのね」

明らかにめんどくさいと言う顔をする燈。


頷く2匹に

コツンとゲンコツを食らわす



「何をするんだ燈」

「人間、生意気だぞコケ」



「いやさ、私女子高生なわけ、分かる?なのにさそんな、非現実的な事ばかり起こってて、情緒不安定になりかけてるの、分かる?殴らせろよ、つったく。」



燈は今まで色んな不思議な

日常を冬休みから4月末まで

起こった事が、急に込み上げてきた



「あーーーもーーーー」


髪の毛をわしゃわしゃする


「明日の夕方、水面書くから川の前に集合してくれる?人に見られたくないから、何とかしてね神気で。」



ちょっと照れてるのか耳が赤くなって、そっぽ向いて

2匹に言う燈



トンカツとチキンは

何故だか、ちょっと嬉しかった。

殴られても、痛くなかった





-----------------------------





今日、水面を描く約束をしている燈。

学校の帰り道、いつもと違う方向に行くので

少し早めに帰る

渉に見つからないように。




トンカツは川に結界を貼って待機していた

トンカツの横にはチキンが座っていた



「お待たせ、肉ブラザーズ」



その結界を貼った空間に

燈も入る。




水面がいつも以上にキラキラと光っていた

小魚はぴょんぴょんと飛び跳ね

夕方なのに、その空間だけ

昼間のような空間になる。


燈はペンを持ち

スケッチブックに描くと

ペンの先端の色が 水面と同じ

水の色となった。



燈は全集中して

1時間で絵を書き上げた



なんで全集中したかって?

私は見たいアニメがあるんだよ

こんな事に時間使いたくないわけ



スケッチブックの絵が完成すると

その絵は独りでに、1枚破れ

水面の方で

ぴちゃぴちゃ、楽しそうに絵が遊び

空へと帰っていった



空へ帰る時に



キラキラヒカル何かが

チキンの身体に入ったのだ。


トンカツの時も

同じように、あの時は、芸術的な絵を書いて

空に飛んで行ったのがショックだったので


そんな事は見向きもしなかった。





「燈、感謝する」



っとチキンは言った時、コケ語がなくなっていた。

人間と呼ぶのを辞め、燈と自然に言えるようになった

四葉だった。







~1つ目の封印クリア トンカツ&チキン~





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