初めての協力者
~遠足の帰り道~
何故か渉は、私の隣に座るし
席順最悪かよ··········
お前ら、付き合ってんのか?
とか、茶化されて
バイト仲間だ!と、言ってくれたお陰で
なんとかまたおさまったけど。
「なぁ、トンカツとチキンって水無月の家に住んでんのか?」
「うん、押し入れに住んでるよ。」
押し入れと言う言葉に、爆笑する渉
「なんで押し入れなんだよ笑」
「邪魔だから、てゆか、私寝るからさ、邪魔すんな」
渉を黙らせた燈は、窓の方に頭を置いて
バス学校に到着するまで2.3時間、夢の中にいた
夢の中で、燈が見た景色は
綺麗な田園地帯だった
6月は田植えが終わる時期だ
少し根も生えて緑が、雨に濡れて
成長するぞ!って季節
バスが学校へ到着した。
「ふわぁーーーよく寝た」
「寝すぎ笑、俺つまんなくて、ずっとゲームしてた笑」
「私の隣に座るとそうなるんだよ」
得意気な顔をして、渉に言う燈
「あ、ねぇ、この後暇?」
ひそっと小声で渉に言うと、スマホを取りだし
画面に文字を打つ燈
【次のヒントの夢を見たから、ご飯食べたら田んぼ集合できる?】
と、書かれた画面を見て
渉は、コクリと頷いた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
夜ご飯を食べた燈は
トンカツと、チキンを連れて
近くの田園地帯にやってきた。
「渉君」
「おう!おせーぞ」
「時間通りだわ!!」
「ははっバレたか」
チキンは、渉に懐いたのか
渉の肩の上に乗る。
「おーチキン、可愛いな」
俺ニワトリ飼ってたんだよなーと
トサカをいい子いい子する。
((いつもは、ツンデレ四葉チキンなのに))
その光景に驚いてる2人は、燈とトンカツだ。
和んでいると
無風だった、田園地帯に
優しい風が吹いた
燈の真面目スイッチが、ONになって
スケッチブックと、神気のペンを取り出した
~夏草や 兵つわもの共が ゆめの跡~
三葉が俳句を読むと
燈のペン先が光
田園地帯を描く色に変化した
三葉と、四葉の、封印が1つずつ解けた
からか、燈の絵を描く時間も
早くなって行った
最初は1時間かかっていたが
今日は、30分ぐらいで完成した。
完成した絵は
神気を輝かせる
田園地帯に、不思議なメロディーが鳴り
木々は踊り、小さな苗は、口笛を吹く
その紙は、丸日を帯びた、スマホの画面へと
吸収され、ゲージが1つ、貯まった。
三葉と四葉に変化が起きた。
「燈、自由自在に、神に戻れるぞ」
「兄者♡麗しい♡僕も戻れます」
なんか、ポンポン、ポンポン、遊ぶ2人を見て
渉と二人で爆笑した。
長い長い遠足が、嬉しい気持ちで終わった。
俺協力するって言ったけど、出来るのか?
By渉




