妖怪達の噂話
春休み、燈は珍しく家族旅行でお出かけだ。
トンカツとチキンはと言うと
「今日も良きポカポカ日和だな四葉」
「はい、兄者、散歩気持ちいいですね」
2匹は神社の方へと散歩をしていた、変な主、がいなくて、ホッとする2匹だからだ
「見て三葉様と四葉様、かっこいいわ」
「本当に、今日も麗しい」
「あいつら来てからやりにくいよな、俺達」
「ホントだぜ、妖怪と神様ってだけでさ、俺らの方が下になるの間違ってねぇか」
「おい、下品な心で言うな」
「きゃーーーーこっち見て微笑んでる」
「私達には本当の姿が見えるのも、有難いわよね」
妖怪達は、三葉、四葉の団扇を持ち、人間たちに紛れ込みながら、三葉と四葉が外にくると、集まってくるのだ、中にはファンレターを渡したり、食べ物を渡す妖怪達もいる
「ありがとう頂くよ」
「僕は兄者がいればそれでいいコケ!」
「きゃあーー可愛い♡」
観光客も賑わう
妖怪達も賑わう
「やっぱ、あの水無月燈がいないと平和だなーあいつ、俺らの事見えてるのに無視するんだよな、平気な顔して」
怯えながら話す妖怪達
「こないだなんて私学校のトイレで待ち伏せしたのよ、そしたらさ、燈なんて言ったと思う?」
「なんて??」
「何も言わずに、バタンって強く扉殴ったのよーーーーうわーーん」
((きっつう、燈の妖怪泣かせエピソード!))
トンカツとチキンは2人してこんなこと思って妖怪達の会話を聞いていた
「あいつは、マジの悪魔、こないだなんてオラの長い舌見て、ひっぱろうとしてきたんだ」
「「ひぇえーー、恐ろしい、人間は私達を怖がるはずなのに」」
トンカツ&チキン 人気者
燈 悪魔
せっかく見える力を手に入れた燈なのに
まったく、使えない燈ちゃんでした
一方妖怪達のボス的存在 座敷わらしの綿菓子ちゃは
「そういえばあのお方、座敷わらし様は、三葉様から直々に、頼まれたらしいわよ、お役目を」
「すごいな、さすが座敷わらし様だ、でも最近見かけないわね?」
「なんでも、座敷わらし様、温泉にハマってしまって、全国の温泉旅行に行ってるらしいわ」
「「自由すぎる···············」」
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