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【1幕】トラ神!トラブルメーカーな神と妖怪に出会ったら、特別な力を手に入れてしまった  作者: 如月⋆˙⟡ふわり
神社の街で不真面目に生きてたら、 トンカツが降ってきて神様との距離が一気にゼロになった件
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トンカツ降ってきたから、とりあえず閉じ込めた。


空気がお正月へと入れ替わる、大晦日の夜の日

我らが主人公「燈」は、ペンを回し、足を組み、頭には教科書とみかんを乗せていた。


――そう、独自のバランス感覚を養う体操(という名の暇つぶし)の真っ最中だ。


「こら、燈なにしてるの!」


驚く燈を見ながら、しれっと、みかんを奪って、食べながらどっかに行ったうちの母は、肝っ玉母ちゃん。


こたつの上には、お菓子が大量だった、これは夜まで「あなたは独りよ」の合図だ。


毎年のことだから、これは慣れっこ、でも今年は、なんだか外の空気がいつもと違う、スケッチブックを持って、宿題をポイっとやって、外へ向かった。


空はどんよりとした曇り空で、今にも雪が降り出しそう。


観光客たちはホテルで待機するか、気が早い人はもう神社へ向かっている。


観光客のお土産屋、うちの家業――結構人気らしいアクセサリー店の商売だ。

 

お土産屋の道沿いにある、休憩スペース、木の丸太のベンチにちょこんと座り、あの時の変な脂身乗った豚を思い出した、ふっと、口が緩み、笑い声を出しかけた。

 

脂身、トンカツ、ラーメン、チャーシュー

 

腹減った………

 

ノートにペンを「こつん」とすると、そこから、音符やら、何やら説明ができない何かが、燈の脳内をイメージさせ、まるで幻覚を見ているかのように錯覚させる。

すると、燈の前に現れたのは、1匹のミニ子豚、その子豚上には、三葉のクローバーと、首には、石のような首輪、真ん中には、べっ甲で出来ている丸い円の中に、クローバーがまたあった。


その子豚は、私を睨んでこう言った。「一ヶ月もかかったわ……貴様、水無月 燈」

 

名前を呼ばれ、その声のするほうを見ると、ミニブタだと思いきや……うん、ミニブタだった。

 

ただ、「ブヒ」って語尾を外した、なんか生意気な、じの、ちょっと腹立つ、ミニブタかな。


脂身だらけの角煮かな、やっぱりこいつは、トンカツかな。


(何を思ってるんだか、考えるのが怖いな)

っとミニ子豚は思っていた。


とりあえずそのミニ子豚を、抱えて、家に連れて帰えりました。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「さぁ、トンカツ、ここがあなたのお家ですよぉ〜」

燈は、ペットが出来たような気分だった。


三「まだ無礼な事を、貴様この私は、三葉の神」


燈「へぇ〜あ、私さ、ちょっと今からお菓子パーティーして、ゲームパーティーの予定なの、小屋もないし、とりあえず、この襖の中にいてくれない?」


襖をバン!と開けた燈は、「トンカツ!ハウス!」と、犬に教えるように言って、押し入れを指さした。

 

三葉神は、驚きを隠せなかったが、渋々と、押し入れに足を入れてみた。


三「貴様、水無月燈!何故トンカツのだ、そして、何だこの扱いは!!」


ニヤリと燈は、笑うが、相手を凍りつかせるような笑顔をしていた。


燈「子豚と言えども、神様なんだからさ、宿題ぐらいできるよね?」


5教科の宿題と、お菓子を少しだけ分けて、扉を閉めると、小学生の時、修学旅行で買った木刀を襖に挟んで、トンカツを閉じ込めたのだ。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

次の日、燈は新年の朝を迎えた。


燈は、カーテンから日差しが入り、目を覚ました。

ふぁわ~っと欠伸あくびをして、ベッドから降りる。

 

いつも右足から降りるけど、今日はなんとなく左にしてみた。

燈(今日は確か、お年玉ってゆうやつを頂ける有難い日)

鏡の前で合掌する。

なんとなく引き出しを合わせ、手に取ったのは貯金ファイル。

 

ここには今まで稼いできた金額が入っているし、お年玉も、まぁ、いくらかは使ってしまっているけど、鍵付きの手帳に手を添えた。


「燈」の年明けの【ルーティーン】はそこから始まる。

顔を洗わずにヘアバンドを巻いて、部屋着の裏起毛トレーナーの、『やる気スイッチオフ』と書いてある、お気に入りの黒いスウェットとズボン。


ボリボリ頭を掻きながら、居間に向かう。

 

居間にみんないるんだよね、昼頃には。

 

 燈(ん?なんで襖に木刀??)


木刀を見ながら首を傾げた燈、キッチンから大きな声が聞こえたと、思うとすぐ横におかんが来ていた、たまに、おかんって、魔法使いかな?って思うぐらい、すごいスピードで動くと思わない?皆さん。


「燈、ちょっとは手伝って! お年玉あげないよ。って、そんな格好で、ほんとこの子はもう!」

 

朝から鬼の形相なお母さんに、お尻を叩かれた。

 

いてっ。結構強烈だけど、暖かい。

 

「あかりーー。お年玉やんねぇぞーー」

 

父にも急かされ、とりあえず身支度を整えてから、お母さんのお手伝い。


すると兄貴も帰ってきた。


兄貴はよく、散歩しながら本を読む、って兄貴は手伝いしてないじゃん、男女差別?

いつもの事だけどさ。

テーブルの上には豪華な料理が並んでた、中心には生ハムサラダ、お昼なのに贅沢だ。

 

あとはアジフライと、味噌汁、ご飯。


大晦日と元旦は結構豪華だ、いつもは昨日の残り物か、レトルトカレーか、カップ麺だ。


みんなで食べ終わった後、家の大掃除を始める。


大晦日の豪華な昼ごはんは、大掃除の体力をつけなさい、という感じだ。

 

今年も残りわずかか。



年越しして、みんなが寝静まったあとの事、私は、なんと、あの


「トンカツ」の存在を忘れてしまっていたのだ


恐る恐る、木刀に触れた手、木刀が、【カタッ】っと落ちる、襖が【バッ!】っと自動で開く。


そこに居たのは、確かにあのミニ子豚、トンカツだ。


その認識をすると、いつもの光景のはずの空間が

歪んで、え!まっ!ゆがむ!?あーーーー


燈の目は虚うつろになり、足がグラグラ揺れて、地面に倒れ込みそうになった……


その時空間がガラリと変わり、燈は咄嗟に


ぐらっっと来た!! はい!

 

 我が左手に宿りし、閻魔の涙の秘宝の魂の叫びよ!

 

 

「長い! 長い! そして、なんだ、その閻魔の秘宝は。意味がわからん、ブヒ」

 

 

 燈「厨二病ポーズをとってみたのに」っと、燈の、右手は、左目の上の部分に手を当て、目を隠すようにしていたのだ。

 

 目が合ったのは、可愛らしいお目目をした、ピンクの

 

 ゆるキャラ、きゅるりんぱーーーー

 

 

 ぎゅーーーーってしていい? あ、もうしてた。

 

 

「離れぬか! 余は神じゃブヒ」

 

 

 神とか言ってぇーんもう。そんなこと本当は違うんでしょ?

 

 このお淑やかな、レ・ディーに

 

 そんな冗談は、佳子よしこちゃんだぞ♡♡……誰?(笑)

 

 

「はぁ〜〜あーーーーブヒ!」

 

 

 なんかジタバタして怒ってる? どしたの?

 

 

「燈は、前世代と今世代のギャグが混ざって困惑してるブヒ!」

 

 

 知ってるよ?? それが私♡♡

 

 

「やはりそなただな、、、ブヒ」

 

 

 その瞬間、目をつぶったトンカツ。

 

 

~我は、三葉の御霊の神、三葉じゃ。燈、そなたに我の封印を『解く』手伝いをさせてやろう。願いを一つだけ叶える。何が良い?~

 

 

「絵! うまくなりたい!!」

 

 

 三葉神様の時間が少し止まりました。

 

え?それだけ??By三葉神

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



燈「あ、そういえば、宿題は?」


三「…………汗」


燈「まさか、やってないの?」


三「この姿では、筆が持てぬ」


燈「役たたずトンカツ」


三「ブヒ!??!!」










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